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マララさんの受賞から考える、世界の女の子のこと

2014/10/20 21:00 投稿

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女性や子どもの教育、権利獲得のために活動している、パキスタンのマララ・ユスフザイさんらが2014年10月10日、ノーベル平和賞を受賞しました翌日の11日は、国連が定めた「国際ガールズ・デー」。いま、世界の女性たちが、それぞれに考える平和な暮らしのために、立ち上がり、声を上げています。 ある日、知らないおじさんと結婚。13歳の花嫁

毎年10月11日の「国際ガールズ・デー」は、国連総会で決定された国連デー。

この日開催された、国際NGOプラン・ジャパンのイベントを取材しました。

開発途上国では、9人に1人の女の子が15才未満で結婚し、毎年5万人もの10代の女の子が、妊娠や出産で亡くなっています。この日のためにネパールから来日、登壇したイスミタさんによると、

ヒンドゥー教では、初潮前に結婚すると縁起が良いとされています。また、結婚する時に持参金制度があり、早くに嫁に行くほど金額が少なくてすむため、これも早婚の後押しになります。

親は、女性の結婚は15才からと法律で決められていることを知らぬまま、良かれと思って、14才以下でも子どもを嫁に送り出します。

ということなのです。

子どもたちは、ある日突然、10才以上も年の離れた見知らぬ男性と結婚し、出産します。

体が未発達のまま出産をし、産後の休暇もなく働きはじめるため、排泄障害が起きたり、子宮が下がったりするトラブルが後を絶ちません。しかし、体調をくずしたことが周囲に分かってしまうと暴力を受けたりする要因になってしまうため、相談することもできないのです。

学校で学ぶ、働く。成長してから出産する

このような環境で暮らす女性たちは、従来の慣習により、これが「問題である」という認識すらなく、前述のイスミタさんも、NGO団体に出会ってはじめて、女性にも人権があり、守られるものであることを知ったのです。

学校に行って学び、そして働く、身体がちゃんと成長してから出産する。今なお児童労働や早すぎる結婚を強いられる国の女性たちにとって、このふたつが当たり前になるだけで、権利はもちろん、死亡率を低下させ、莫大な経済効果も期待できるといいます。

国が違えば女性の悩みも違う。けれど、どの国に住んでいても平和を願う気持ちは同じです。それぞれのスタイルで、平和と笑顔の毎日のために声を上げることができるのだと感じた日、それが今年の「国際ガールズ・デー」だったように思います。

[Because I am a Girl キャンペーン/プラン・ジャパン]

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