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「この人となら」と思ったら。断ち切りたい罪悪感のスパイラル

2014/10/10 23:30 投稿

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こんにちは。マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃です。

あなたは普段、どれくらい「自分が悪い」と思ってしまっているでしょうか?

たとえば、遅刻を1回してしまっただけで「取りかえしのつかないことをしてしまった」と考える人もいますし、何度遅刻しても悪いと思わない人もいます。

「自分が悪い」と思う感覚のことを罪悪感と呼ぶのですが、この罪悪感の感じ方は人それぞれです。

じつは、恋愛において、この罪悪感が強い人ほど、犠牲的な関係になりやすいのです。
今回は、拙著「恋愛レッスン-永遠の絆のつくりかた」から抜粋して、この罪悪感と不幸な恋愛の関係について、そしてその解決方法について、紐解いていきたいと思います。

●度を超えた罪悪感で、相手に尽くしすぎてしまう

罪悪感を感じやすい人は、そもそも子ども時代から責任を背負わされすぎたり「ダメだ」と制限をかけられてきた方が多いです。

たとえば、子どもであれば失敗することは、とても普通なことですが、できないと「どうしてできないの!」と叱られる......。

知らないことがあったときに「こんなことも知らないの?」というように、しらないことが悪いことのように言われてしまう......。

こうした経験が積みかさなってしまうことで、ちょっとしたことでも「私が悪かった」「私ができないからいけない」と思い込むようになります。

そのため、恋愛でも、相手の機嫌が悪いと自分のせいにしたり、自分が完璧ではないから愛されないんだと決めつけてしまい「さらに相手を喜ばせよう」と必死になったり、「さらに完璧な彼女になろう」と尽くしてしまうのです。

私が悪いから、だからもっと頑張らなければ......という心理的な罠にはまってしまうんですね。

●自分を許し、相手を客観視するクセをつけよう

しかし、本来、人は誰しも完璧ではありません。

自分自身もそうですし、自分が愛する人もまた「できることもあるし、できないこともある」。

どんなに相手を大切に想っていたとしても、ちょっとしたことで口げんかになったり、相手の気に入らないことをしてしまうことはあるのです

そのときに「私だけが悪い」と決めつけず「こういったことは、おたがいに違う人間なのだから、あってもそれが自然なことなのだ」と受けとめてあげていいんですね。

そして、完璧ではないことを責めて頑張りすぎるよりも、食いちがいがあったときは、かならず「ごめんね、じゃあこれから改善する」と、やり方を変えていけばいいだけなのです。

また、ケンカになったり言いあいになったり、相手の機嫌が悪いときは「自分のせい」ではなく「相手も相手の事情で、こうして機嫌が悪いときもあるんだな」と認識してみます。
あえて、「この人が機嫌が悪いのは自分のせい? それとも、それ以外の問題を抱えているのか?」とワンクッションおいて観察することで、相手の機嫌まで背負うことが減っていきます。

●自分に優しくなることで、恋愛で抱えこまなくなった実例

Kさんは、必要以上に罪悪感を感じ、自分を責めてしまうタイプでした。

そのため、男性の機嫌が悪いと「私のせいだ」と思いこみ、つねに相手の機嫌を取ってしまったり、相手を喜ばせようとプレゼントをしすぎたり尽くしてしまったり......。いつも相手が横柄になる恋愛で疲れきっていました。

けれど、自分が子ども時代から罪悪感を強く感じているタイプだったことに気づき、「自分を許す習慣」を行うようにしました。

自分にもできないこともあっていいし、多少の失敗もいいし、いつも完璧でなくてもいい、時には人に頼ってもいい、愚痴を言ってもいい、相手と喧嘩になっても仕方ないと許してみる......。

すると、相手の機嫌や態度に怯えなくなり、不満をぶつけられても自分のせいだと思わなくなったり、自分を責めずに改善できるようになったのです。

●愛し愛される関係を手に入れる

自分の在り方を変えたところ、Kさんは自分を大切に尊重してくれる男性と知りあえるようになりました。

このように、幸せな恋愛をするためには、恋愛以外の部分で、自分の考え方を変えることで、結果的に愛し愛される関係を手に入れることもできます。

あなたの思考癖を改善し、よりハッピーな関係を自分に許していきましょう。

holding hands image via Shutterstock 

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