「豆乳のほうがカロリーが低い」「身体にいい」というイメージがありますが、「WACOAL BODY BOOK」によると、必ずしもそうとは言い切れないようです。たとえば、1杯分のカロリーを比較しても、豆乳(調整)128kcal、牛乳134kcal と、実はそれほど変わりません。
豆乳、牛乳、それぞれにたくさんのメリットがある豆乳のいいところといえば、大豆イソフラボンが多いこと。体内で女性ホルモンと同じように働き、肌のハリツヤをよくするなど美に磨きをかけてくれます。さらに大豆サポニンには、太りすぎを予防する作用も。コレステロールがゼロであることも、ボディラインが気になるなら見逃せません。
一方、牛乳にもさまざまなメリットがあります。まずは女性が不足しがちなカルシウムがたっぷり含まれていること。普段あまり意識していないカルシウムですが、今のうちからチャージしておかないと、閉経後に背中が曲がったり骨が折れやすい状態に。実はとても大事な栄養素でもあるんです。しかも、牛乳のカルシウムは吸収率が高いのもメリット!
タンパク源として考えた場合も牛乳に軍配が上がります。というのも、以前ご紹介したアミノ酸スコアは牛乳のほうが高いから。牛乳に含まれるたんぱく質のほうが、肌や髪の材料として体内で使われやすいというわけです。
両方取り入れるのがかしこい方法考えてみれば、豆乳と牛乳は「色が白い飲み物」という意味ではよく似ていますが、生まれも育ちもまったく違う食材。それぞれ良さをもっているだけに、どちらかを排除してしまうのはもったいないことといえるかもしれません。カフェラテは牛乳で、朝のきなこシェイクは豆乳で、といった具合に、うまく取り入れるのがかしこい方法といえそうです。
[WACOAL BODY BOOK, カラダみがきプロジェクト]
coffee photo via shutterstock