毎日考えているわけではないけれど、たとえば親を思うと自然と想像してしまう将来の自分。そこには「どうなっているのだろう」という不安や期待が入りまじっているものです。気になる未来の自分の姿。その予測の方法をダライラマ14世が教えてくれました。
いまの自分に表れる「過去と未来」
自分が過去に何をしてきたのか知りたければ、あなたの身体を見なさい。将来、あなたにどのようなことが起こるか知りたければ、あなたの心を見なさい。
(『ダライ・ラマ「語る」』P175より引用)
つまり、身体と心には、いまだけでなく過去も未来も記されていることになります。
たしかに長年自暴自棄に過ごしてたなら、いま、健康体ではないでしょう。またポジティブなときはポジティブな未来につながるような選択をするでしょう。「どうせ」の一言であきらめたり、「きっと」の思いから行動したりすることもあります。こうしていまの心に左右されながら未来をつくっているのです。
「どうなっていたいのか」。そう聞かれると返答に困ってしまいますが、将来だれかに「あなたの身体を見たら、いままで何をしてきたのかがわかる」と言われたら素直に喜べる、そんな自分に誇れる生き方をしたいものです。
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