特にパリでは、BENTOブーム。かわいいデザインを用いたBENTOボックスもいろいろ登場してきています。
国を挙げた「味覚教育」イベント文化遺産でもある食文化を子どもたちに伝えるために、1990年にフランスではじまった味覚教育イベント「味覚の一週間」。
企業だけでなく、政府機関も後援するイベントで、国民、特に児童に対して、味覚教育だけでなく原産地、生産方法、質など食べ物のルーツの情報を正確に消費者に提供するといったことを目的としています。
その「味覚の一週間」は、2011年秋から日本でも本格的に開催されています。今年は、『ミシュラン』三ツ星に輝き続ける「メゾン・トロワグロ」のオーナーシェフ、ミッシェル・トロワグロさん、日本料理「かんだ」の神田裕行さん、イタリア料理 アルポルト オーナーシェフ、片岡護さんといった有名料理人たちによるワークショップがある「世界の巨匠との出会い」などの催しが開催されます。
世界中から募集するお弁当のコンクールその他に、ユニークなイベントとして注目なのが、「味覚の一週間 インターナショナルBENTOコンクール」です。
お弁当は、栄養のバランスだけではなく、四季を感じる味覚を入れたり、彩りを美しく工夫するなど、小さな箱ながらもいろんな要素が詰まったもの。インターナショナルBENTOコンクールでは、そんな、思いが詰まったお弁当の写真とレシピを募っています。
今回のテーマは、「旬/SAISON」。旬の食材を使って、五味「しょっぱい・すっぱい・にがい・あまい・うまみ」をバランス良く取り入れた弁当をサイトから投稿するだけです。
調理条件としては、未発表のレシピで、食材費は、1人分500円程度、調理時間は60分以内で、弁当箱に盛り付ける。これなら普段やっているのと変わらないですよね。日本語でも英語でも応募できますし、海外の方がファイナリストに選ばれた場合、最終実技審査が行われる日本へのご招待もあり。世界中からお弁当のレシピが集まるのも楽しみです。
ANAの子供用機内食メニューにも今年の優勝作品に選ばれたお弁当のレシピは、「味覚の一週間」監修のもと、2歳以上12歳未満を対象としたANAの子供用機内食、チャイルドミールのメニューにもなります。
自分や家族のために作っているレシピが、みんなのものになって海を渡る喜びを味わえるかもしれません。また現在、サイトでは、すでに投稿された方のレシピも一部見ることができるので普段のお弁当作りの参考にもなりそうです。こういったチャンスがあると、日々のお弁当作りにも気合いが入りますよね。
ランチ用に、お子さんのためになど日常的にお弁当を作っている方はもちろん、このコンクールのためにお弁当作りを始めてみるもよし。募集は9月いっぱいまでです。
募集期間:2014年9月30日(火)まで
10月20日(月)〜10月26日(日)