健康志向の高まるヨーロピアンの間でお茶は大人気。とくに緑茶はそのカテキンの効果などからますます注目され、日々の生活に浸透しつつあります。コーヒーをテイクアウトできる「Café to go」ならぬ、お茶をテイクアウトできる「Tea to go」のお店も見かけるようになりました。
しかし砂糖抜きのお茶が苦手な人も多いドイツでは、いま「甘いコンブチャ」が人気です。
甘い「コンブチャ」の正体ドイツのコンブチャにはラズベリー、ミント、サクランボ、レモン味などのフレーバーが用意されており、ドイツ人は「健康アイスティー」感覚で飲んでいます。じつは日本の「昆布茶」とドイツの「コンブチャ」は、まったくの別物。
ドイツのコンブチャは紅茶キノコと言われる、ウーロン茶などをはじめとする中国茶・緑茶やルイボス茶をお茶ごと発酵させた、いわゆる発酵茶のことなのです。
アレンジでお気に入りの味にコンブチャの製法はというと、桜大根から抽出した砂糖だけを使い、これを紅茶と7日間寝かせるうちに分解され、20以上ものさらに複雑なアロマを生み出すだけでなく、自然な酸味と合わさり、独特な味わいとなるのだそう。
国内のオンライン・ショップ、アマゾンではこの「紅茶キノコ」原液を購入し、ジュースで割ったり、自分オリジナルのカクテルを生みだしたりと「マイ・コンブチャ」をつくることがドイツ人は大好きなのです。
子供からお年寄りまで、だれでも気軽に飲めるやさしい飲み物、紅茶キノコ。飲むだけでなく、ドレッシングに使ったりと、毎日の生活に取りいれる方法は無限大にあります。
[Carp diem Kombucha, Benefits of Kombucha , The Kombucha Center]
photo by Thinkstock/Getty Images