ダイエット大国の日本。女性はみんなスタイルがよくて小綺麗、メイクもファッションもぬかりない......。ヨーロッパの女性からすると、ときにその完璧主義は非常にミステリアスに映るようです。もちろん、女性ですからいくつになっても美しいと言われたいですよね。そのためには、自分を磨く努力も必要です。でも世界には、無理せず、そのままの自分で美しく輝き、世界で愛されている女性もいます。

世界で活躍するXXLサイズのファッションモデル

その人の名前はクリスティン・トムセン。ドイツ人のモデルで超売れっ子。現在は、ロンドン、パリ、ニューヨークを行ったり来たりする生活を送っています。服のサイズはドイツサイズで54(XXL:胸囲128センチ~、ウエスト112センチ~、ヒップは132センチ~)とかなりの大柄体型です。

丸みを帯びた体の曲線をいかしたファッションやメイクは、彼女に本当にぴったり。自分に自信を持ち、常に明るくハキハキしていて、立ち居振る舞いも堂々としています。そんな女性はやはり周囲の目にも美しく映るよう。ビッグ・ビューティとでも形容したくなるような、おおらかな美しさを感じます。

彼女は「雑誌に載るものをスタンダードだと決めつけずに、自分にあった適切なサイズを知り、ありのままの自分をいちばんすてきに見せてくれる洋服だけを選ぶ」と発言しています。無理なダイエットで自分を洋服にあわせるのではなく、洋服を自分にあわせるという発想なのですね。

また、彼女の人気のもうひとつの理由は、竹を割ったような姉御肌的な性格にあります。「痩せていなくてはきれいではない」というモード業界の常識や、「太っているのは怠惰なせい」という偏見に真っ向から反対。あるがままの自分でファッションを楽しむ権利はどんな人にもあると強く主張し、多くのふくよかな女性たちが勇気をもらいました。そして、彼女たちはもちろんのこと、クリスティンの主張に賛同する太っていない多くの人たちからも支持をうけ続けているのです。

クリスティンのフェイスブックでのプロフィールは「モデル」ではなく「アーティスト」。「私はファッションで自分を表現しているの。みんなを驚かせるアーティストのほうがぴったりでしょ」。そんな彼女の心の声が聞こえてきそうです。

感謝しています。

こんなにたくさんのすばらしい経験ができて、大きな成功を収めることができました。通常のモデルはどんなに頑張っても、活躍できるのは世界でもほんのわずか。私は頑張らなくても、自分らしくいることだけでモデルでいられるのです。

モード業界が作りあげた「非常識でぽっちゃりした人たち」が自信を無くしているのなら、みんなを勇気づける存在であることに大きな誇りを感じています。

facebookより引用)

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