塩まくらとは、文字通りまくらのなかに塩がたくさんはいったもの。冷蔵庫で冷やして使用するのですが、ひんやりしてとても気持ちがいいのです。
「ほんやら堂」の「おやすみ羊 塩のまくら」は、徳島・鳴門産の大粒の塩が使われています。
水分の含有量がすくない大粒の塩は、粒と粒のあいだの通気性がよく、さらさらとしています。調湿効果があるといわれるベントナイトや消臭効果のある柿タンニンも配合されているから、寝心地バツグン。
つかい方はというと、普段使っているまくらの上にかさねて、首の付け根にあたるように調整するだけ。かわいい羊型のカバーは取りはずして、洗濯もできます。
頭寒足熱を意識した生活を塩まくらが注目されてるのは、古くから健康によいと言われている頭寒足熱状態になるから。夏目漱石の「我輩は猫である」にも「頭寒足熱は延命息災の徴と傷寒論にもでているとおり、濡れ手拭いは長寿法において1日も欠くべからざる者である。」と書かれているほど。
半身浴や足湯をしたり、冷えとりソックスを履いたり、冬場になると湯たんぽを置いて足下を温める。その夏バージョンとして、頭部をひんやりと冷やし、熱がこもらないようにするために塩まくらが効果的なのです。
頭寒足熱を意識すれば眠りの質がアップし、カラダの不調が改善されるそう。
自然なひんやりで頭部をおだやかに冷やしてくれる塩まくら。実際に使用してみるとスッキリして心地よかったです。これならぐっすり安眠して、快適な朝をむかえられそうです。
[ほんやら堂]
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