近代ヨガをひろめた「クリシュナマチャリャ師」についてのドキュメンタリー映画「Breath of the Gods(ブレス・オブ・ゴッズ)」がアメリカで公開されています。
映画では師がヨガを教えていた場所をたずね、ヨガマスターとして活躍中のクリシュナマチャリ師の弟子や子どもたちにインタビュー。ヨガの奥深さや本当のあり方に迫ります。
ヨガの起源は、インドの神様・シヴァからきていますが、今日のようなかたちになったのは20世紀初頭。クリシュナマチャリャ師が効率的なかたちにして広めたのが現在の近代ヨガに基になっています。
弟子にはアシュタンガヨガを考案したパタビジョイス師や、アイアンガーヨガを考案したアイアンガー師もおり、クリシュナマチャリャ師について語っています。
当初は世間から認められていなかったヨガ。クリシュナマチャリャ師の努力で、マハラジャ大王の支持を受けるようになったり、じょじょにインド国内でも認められるようになります。
クリシュナマチャリャ師はヨガとも深い関連のあるアーユルヴェーダやその他インド思想にも精通し深い理解のもと、西洋化するインドで失われ、欠けていたヨガの教えを復興させました。
(「Healing Yoga Japan」より引用)
「富を失うことはあるが、知識を失うことはない」と子どもたちや弟子たちを熱心に教育したクリシュナマチャリャ師。後継者たちは、いまも彼の意思をひき継いでいます。101歳まで生きた彼が、近代ヨガに貢献した功績ははかり知れません。
ヨガを愛するひとりとして、自分が普段行っているヨガの起源や歴史を知ることができ、ヨガの魅力をより感じることができました。