「Blue Bottle Coffee」では、オーガニック豆を使用し、ハンドドリップ手法で淹れています。ラテアート等のサービスも充実しており、「迅速さ」よりも「コーヒーの質」を重視。そのように愛情深く淹れられたコーヒーは、多くのアメリカ人を魅了していて、「美味しすぎてここのコーヒーしか飲めない」という声も多いのだそう。
Blue Bottle Coffeeの創業者ジェームス•フリーマンは日本の喫茶店のファンなのだそう。それも、コーヒーに対して真摯に向き合っている老舗の喫茶店。
店の回転率よりも、「コーヒー1杯への真剣さ」が大切と考えています。
Blue Bottle Coffeeの英語版ホームページには、「kodawari」という単語も見受けられ、早くも日本人のスピリットにピッタリ合いそうな予感がします。
効率化社会のアメリカでは、忙しい日々のなかにこそ、うーんとこだわりをもって淹れたコーヒーでひと息つく時間が求められているのかもしれません。
そんなBlue Bottle Coffeeのコーヒーを淹れる方法を一部ご紹介します。自宅でもできそうな、最も簡単なドリップ方法です。
1. コーヒーを淹れるのに必要な分だけお湯を沸かします。(大体600〜700ml)
2. 大体25~30グラムのコーヒー豆を用意します。(テーブルスプーンで2杯くらい)
3. お湯を沸かしている間に、豆を挽きます。
4. 綺麗なドリッパーにフィルターをセット。
5. 中心部から優しくお湯を注ぎます。まず、お湯の量はコーヒー豆の倍くらい。25グラムのコーヒー豆だったら、50グラムのお湯を注ぎます。徐々に外側に向かって、お湯を注ぎます。この時、フィルターの外にお湯が漏れないように十分注意してください。
6. お湯によってコーヒー豆が「花開く」ように柔らかく広がるのが見えます。ここまでかかる時間は30~45秒くらい。
7. 続いて、優しく、丁寧に真ん中に残りのお湯を注ぎます。2分半から3分程度、時間をかけます。できあがりです。
「Dripより引用、英訳」
じっくり向き合うということは、至高のものを作り上げるということを、Blue Bottle Coffeeから教えられました。丁寧にハンドドリップコーヒーを淹れてみるのも良いかもしれません。美しい時間が過ごせるでしょう。