兄弟姉妹がいればなおのこと、どこか比べられることに慣れ、だからこそほめられたいと頑張り、つい「いい子」を演じてしまうことも。でももう誰かと比べたり、ほめられることで幸せを測るのはやめようと思わせてくれる、こんな言葉がありました。
「ほめられたい」はもう卒業「とうとい」と「いやしい」も、「高い」と「低い」も比べ合いで決まっている、それだけのこと。
だからほめられるために完璧を目指す、そんな生き方やめちゃおう。(ここまで「くまのプーさん心がふっとラクになる言葉」P37より引用)
比べ合いというのは、「それだけのこと」なんですね。確かに相手の都合で変化する不確かな物差しです。
そしてほめられたいという思いは、裏を返せば他人の目の色を伺い、自分の意思をないがしろにしていることなのかもしれません。
ではほめられるでもなく、誰かと比べることもなく、自分の幸せを測るにはどうすればいいのでしょうか。そのヒントは、心の名医・斎藤茂太先生のこんな言葉にありました。
自分が幸せを感じない限り、幸せにはなれない「あの人に比べて自分は不幸だ、幸せだ」という相対評価をしたところで、自分自身が幸せを感じない限り、幸せにはなれないのです。
(ここまで「あせらない練習」P173より引用)
他人の評価ではなく「自分自身が幸せを感じたかどうか」が幸せを測る物差しだと、そう意識をシフトチェンジすればいいのですね。
たしかにそうすることで動機さえも「ほめられたいから、する」から「やりたいから、する」に変化します。そしてこれこそが、絶対評価としてのゆるぎない幸せにつながるのかもしれません。
[あせらない練習,くまのプーさん 心がふっとラクになる言葉]
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