頭皮も肌の一部。顔をクレンジングして洗うように、頭皮も汚れを落としてケアすることがおすすめです。夏にこそ実践したい頭皮のセルフケアについて、ヘッドスパの専門店ワヤンプリさんにお話をうかがいました。
自宅でできる頭皮マッサージ頭皮のクレンジングは、お化粧を落とす、フェイシャル用のものでOK。ただし、ウォーターベースのオイルフリーのものを使用します。毛穴の汚れをきれいに落とすことで、細毛の対策にもなります。
基本的にはシャンプーは自分の髪に合ったものであればよいのですが、おすすめは炭酸シャンプー。炭酸が頭皮の血行を促進してくれます。
最近、30代女性の薄毛や細毛の悩みが増えていますが、頭皮の血行促進は、それを緩和してくれます。
育毛剤の使用も髪を健やかにしてくれます。育毛剤というとなんとなくおじさんが使うもの、というイメージがありますが、お化粧でいうところの美容液のイメージで使うのがポイント。ハリが出て髪が立ちあがるので、見た目にも若々しい印象になります。
<セルフ頭皮ケアの流れ>
1)クレンジング料をつけて、頭皮の汚れを浮かせる
2)頭頂部で組んだ手を押し開いてマッサージをする
3)側頭部はこめかみから指先でしっかりと押す
4)手で頭を横にして、頭をひっぱるように もう片方の腕を横へ伸ばす
1)~4)のマッサージの後、シャンプーで頭を洗う。
こちらが今回使用したクレンジングオイル。「柑橘系のアロマ香る、クリアリキッドクレンジング」3,000円(税別) WAYAN RESORT SPA COSMETICS
シャンプーは、炭酸系のシャンプーが血行を促進するのでおすすめですが、ふだんお使いのシャンプーで洗った後の二度目の洗髪時に使用すると泡立ちもよく効果的。
日頃のセルフ頭皮ケアに、月1回~2回のプロによる施術を取り入れることで、美髪をよりキープできます。ヘッドスパ専門店ワヤンプリには、毛髪診断士もいるので、髪の毛や頭皮の相談にも対応してくれます。
頭皮と髪を守るために気をつけたいこと頭皮のセルフケアとして取り入れたい頭皮のマッサージ。頭皮が固い状態は、血流が悪いということ。頭皮が固いとは、頭皮をつまんだときにつまめない状態です。頭皮が指先でつまめるようになるくらいまで、柔らかくなるのが、健やかな髪を作る秘訣です。
しかし、生活が乱れていてはケアも効果を発揮してくれません。バランスのとれた食事、しっかりと睡眠をとる、ストレスをためないようにすることも重要。
また、頭頂部の髪が後頭部より薄くなる原因のひとつとして、紫外線が直射するため、頭皮と髪の毛へのダメージが大きいことが考えられます。外出時、直射日光を防ぐことで、髪の毛や皮膚の日焼けを守ることができる日傘は必須! 帽子は頭皮が蒸れてしまうので、もしかぶるのであれば、通気性の良いものを選びましょう。毎日分け目を変えるのも効果的です。
夏は、紫外線だけでなく、エアコンなどによる髪のパサつきも気になります。これは、髪の表面だけをケアしてもなかなか改善されません。頭皮の血行を促進させることからじっくり、取り組んでいきたいもの。髪の毛も体の一部なので、体にいいことは髪にもいいこと。頭皮ケアとともに日頃の生活も見直すことで、髪の毛はもちろん、体にもよい循環が生まれてくるはず!
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