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誰もが喜ぶ! フランスのカラフルなエコみやげとは?

2012/09/11 13:00 投稿

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軽くて誰もが喜ぶフランスみやげ、それはトーション。

トーションとはフランスの一般家庭やレストランで使われる布ナプキンのことで、良質なものは1枚10ユーロ以上と結構高価なものです。

その歴史は古く、家の掃除やフォアグラや生ハムの水をきったりする料理シーンでもつかわれていたそう。12世紀頃からは今のトーションの原型が使われ始め、最初はぼろ切れだったものが、20世紀までには新しい材料としてリネンとコットンを加えたのだといわれています。


トーションは食器拭きに使うと水の吸収が早く、料理中の汚れもサッと拭き取れ、フランスのママンはキッチンで肩にひっかけたままにしているほど身体にもなじみが良い大きさと素材なのです。家事の様々なシチュエーションで使い回しが効き、洗って何度も使えるエコなキッチンアイテムですね。

中でも、フランスで人気のトーションといえば、リネン産業が発達しているバスク地方のものが挙げられます。バスク地方の農民たちは、昔からリネン素材の布が汗をよく吸収してくれるとしてアマからつくられたリネンのナプキンを使ったり、清潔感が続くとしてシーツにも使ったりしていたのだそうです。リネンはやわらかくて強い素材として重視され、12月になると摘まれたアマをバスクの村で一斉に編み始め、大きな布にしていたのだそう。

バスクの観光地として名高いSt Jean de Luz(サン ジャン ドゥ リュズ)にある「Jean-Vier(ジャン ヴィエ)」のつくるトーションは、フランス人に人気のカラフルな縞模様を始め、シンプルなトーンの縞模様が端っこにマーキングしてあるサン ジャン ドゥ リュズ模様など、地方毎の柄が織り込まれていて種類も豊富。こちらのメゾンのトーションは、上質で肌なじみの良いリネンとコットン素材だけで作られています。

興味のある方は、日本からもネットで購入できますよ。


[Jean-Vier]
tel 05 59 51 33 24

text by下野真緒(Mao FRANKIEWICZ SHIMONO)
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南仏在住ジャーナリスト/エディター。東京都出身。慶応義塾大学法学部政治学科卒。女性ファッション誌編集部を経てフリーランスエディターに。パリ・南仏へ留学後、フランス南西部に移住。パリ発webmagazine・chocolatmagにて連載コラム「南仏新婚journal」、GLAM/GLAM MOMSサイトで「南フランスのいい予感。」その他ELLE mamanなど執筆中。フランス人のライフスタイルほか、社会問題、時事ネタにも関心深い。

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