6月も残すところあと僅か。ジメジメした梅雨が明けて本格的な夏がやって来たら、思いっきり胸を解放して、気持ち良い呼吸を意識してみましょう!
「夏は呼吸器が活発に働く季節」と言われており、積極的に体を動かしながら、質の良い呼吸を深めることが快適に暮らすコツ。とくに胸回りを開いて、縮こまった呼吸器を伸ばしてあげることで、夏のダルさも解消してくれます。
そこで今日は、「魚のポーズ」をピックアップ。このポーズは、上半身を後ろに反らせることで喉や胸、背中全面を大きくストレッチ、呼吸が深まるのをサポートしてくれるほか、喉元の甲状腺を刺激することでホルモンバランス調整にも期待大です。
ヨガでは「呼吸は心の状態をあらわす合せ鏡」のようなものと表現されていて、ゆったりのんびりとした心地の良い呼吸は、日中の疲れや緊張を癒しながら、穏やかさに満ちた精神状態へといざなってくれます。
●魚のポーズ「マツヤ・アーサナ/Matsyasana」
ポーズの効能:呼吸器を活性化、気持ちをすっきりさせる、猫背の解消、肩こりの緩和、バストアップ。
ポーズの手順は、
1、 両足を揃えて伸ばし、仰向けの姿勢になる。
2、 手のひらを下向きにお尻の下に入れる。腕を伸ばすように脇を閉め、両方肘を近づけながら、両方の肩甲骨も引き寄せる。
3、 息を吸いながら肘で床を押し、胸を天井に吊り上げるようなイメージで胸を開き、頭頂を床に付ける。
4、 首を長く伸ばした状態で、5呼吸ほどキープ。
<POINT>
出来るだけ、頭に体重がのらないように注意しましょう。足の親指のつけねを押し出すように脚を強く伸ばしつつ、下腹を引き締めながら下半身をどっしりと安定させることで、力みなく胸を開くことが出来ます。ポーズが終わったら、仰向けのまま脱力。
目を閉じたまま、ポーズの余韻を十分に味わってみましょう。
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