深い愛に包まれる場所

第266代ローマ教皇のフランシスコの名前の起源となっている聖フランチェスコの生誕の地であるアッシジに行って来ました。 聖フランチェスコの生涯

ここで、聖フランチェスコの生涯について触れたいと思います。

毛織物商人の父とフランス人の母から生まれ、太っ腹で浪費家な若者に育ち、騎士の栄誉に憧れて何度か戦に参戦し、その間に病に倒れて夢の中でメッセージを受け取りました。

アッシジへ戻り町外れの壊れかけたサンダミアーノ教会で祈っている時に「早く行って私の家を直しなさい。見て分かるようにそれは今倒れかけている」と啓示を受け、家からお金を持ち出して修理をしていたところ、それが父に知られることに。家を継がせたいと考えていた父は彼を裁判で裁こうとしましたが、公衆の面前で裸になって全てを放棄し、その後の人生も褐色の衣服に腰に荒縄を締めて、素足という姿で人々に福音を語って、常に極貧で人生を送りました。

彼の万物への愛は本物で小鳥、鷹、魚、蝉、羊、そして狼らにも説教をして聞き従わせたことが伝わっています。

イエスは人間を愛せよと言った。動物や鳥、木々や花、山や空を愛せよと言った。

温かいエネルギーに満ちた場所

サン・フランチェスコ大聖堂(Basilica di San Francesco)の中のフレスコ画の彼の一生はジョットーが描いたと言われています。

２年前の地震でかなり損傷されたものの見事に修復されていました。上のゴシック様式の教会部分に有名な壁画、下の教会がロマネスク様式でそこにあった聖フランチェスコのお墓に入った時に感じた「よく来たね」という温かいエネルギーに包まれたとき心から感動しました。深い愛を感じに行く旅にアッシジは外せません。

[Citta di Assisi]