アルベルト・パッシッリさんの営むオリーブ農園のオリーブは、無農薬で育てられているのですが、それも標高が高い丘陵地だからこそで、害虫の発生が自然に抑えられる所を利用してのこと。
その丘のさらに上には立派なお屋敷こそアルベルトさんが育った彼の生家。上流家庭に生まれ、チェロ奏者でもある彼は若い頃に長年ロンドンで生活をしていた生粋の御曹司。
その後、お家を手放す事にはなったものの、300年以上の樹齢のオリーブの木たちが育っているこのオリーブ畑だけは死守し、美味しいオイルを世界中に届けたいという思いを貫き通しています。オイルの圧搾を依頼している圧搾所には、 他の生産者のオリーブが一切混ざらないように、 圧搾機の洗浄をしてから絞ってもらうこだわりが。
料金もかなりかかるそうですが「自分が育てた大事なオリーブだけのオイル」を食べてもらいたい一心からだとか。
アルベルトさん
樹齢300年以上。そのオリーブオイルの味わいは早速味見をして......今まで取り寄せていた他のオイルが一気に霞んでしまうほどの豊かな風味にイタリア人の夫と共に驚愕! ほどよい刺激と深い味わいとまろやかさが口の中で広がる、まさに極上品でした。
西麻布の有名老舗イタリアンレストランも仕入れているとのことで、それだけでもどれほどのレベルかが窺い知れますね。
美しい景色と、アルベルト氏の奏でるチェロの旋律に抱かれた環境で育ったオリーブのオイルは身体に優しいだけではなく心にまで染み渡っていくようです。
※現在、紹介を介してのみの販売となっているようです。
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