先日義理の姉が市場で購入した野菜で作ったサラダをごちそうしてくれました。いつも食べているレタスの柔らかい葉の Insalata gentile (インサラータ・ジェンティーレ 意味は優しいサラダ)と、少し黒みがかったトマトと、フェンネル(Finocchio) が入っていたのですがその味わい深い旨味に私も、73歳の舅もびっくり。舅に言わせると「自分が小さい頃に食べた美味しかった野菜の味」
ジェンティーレはスーパーのものよりも口の中で溶けるように柔らかく、トマトは歯ごたえと水分が絶妙で甘みが強く、フェンネルは独特な香りがより強くパワフルに口に広がり......。
野菜王国イタリアのとびきり美味しい野菜たちもともと野菜が美味しい国なので、十分にそれを享受していたのですが、この屋台の八百屋さんの取引農家の人々は昔ながらの製法で、化学肥料や農薬、除草剤などに頼らない方法で栽培をしているそうで、なるべく近隣の町で育てられたものを選んでいるとか。さっそく、舅と車を走らせてそのメルカートに行っていろいろ買って来たのですが、今が旬のアスパラガス、そらまめ、グリーンピース、レタスどれもとびきり美味しかったです。
特にグリンピースとそらまめは皮をむいて生のまま食べてみたのですが、その甘さに感動。有名な食べ方はペコリーノチーズと生のそらまめを一緒に食べる一品。これこそがお勧めの春のごちそうです。