そこで多くの人が利用しているのが、ライドシェアサービス。同じ町または近郊の町に住み、通勤先が同じだったり近い人たちが、車を1台シェアして一緒に通勤するという、合理的な仕組みです。
フリーウェイも、乗客が2名以上の車を優先してくれるレーンがあり、1人で車に乗るよりスムーズにいけます。
通勤仲間は会社内でも募集があったりしますが、ネット上で仲間を募るオンラインサービスもあり、人数が多い場合は、お金を出し合ってバンを借りることもでき、会社によってはその金額を一部負担してくれることもあります。話し相手がいると時間もあっという間に過ぎて、通勤がより楽しいものになります。
通勤時のストレス解消、地球環境にもやさしい乗る車の数を減らすことにより、温室ガス排出の削減にもなります。最近の調査では、一人当たり、1週間のうち2日、車の運転をしないだけで、年間約2トンもの温室ガス排出の削減になるとのことです。
2050年までに世界人口は大幅に増え、資源も燃料も尽き、温暖化も進み、地球環境は大幅に変化すると予測されており、各国、各企業ともに、2050年の課題に取り組んでいますが、ライドシェアは私たちが身近にできる2050年の課題に対する貢献にもなり、通勤時のストレスも軽減され、一石二鳥のサービスです。
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