お豆腐の起源は江戸時代といわれ、天明二年(1782年)に「豆腐百珍」が発刊。豊かなこの時代、豆腐は全国に普及していったようです。それから第二次世界大戦前までのお豆腐は、カラダに必要なミネラルを豊富に含む「海水にがり」を使用して作られていました。ところが戦時中の物資不足で軍の統制品になり、お豆腐には使えなくなりました。それに変わり手軽で大量生産に向いている凝固剤が登場、現在の主流に。また、お豆腐に欠かせない健康食材「大豆」も、昔は旨みやコクが強い国産のものが使われていたのに対し、今は9割以上が輸入品になりました。
そしていつの頃からか、お豆腐の味はコクに乏しく無味に近い、アッサリとした印象になっていくのです。いっぽう、昔ながらの手作り豆腐は、海水にがり、おいしい水、国産大豆から絞り出した濃厚な豆乳を使うことで、濃厚で栄養価が高く、なによりも大豆の風味がしっかり香ります。
肉厚の油揚げやがんもどきもセットで宅配最近は自然派、安全嗜好の高まりから、このような昔ながらの手作り豆腐をリヤカーやトラックで売り歩くお豆腐屋さんが復活してきています。
文久二年(1862年)に創業し今に続くお豆富屋「染野屋」さんでは、昔ながらの手作りお豆腐を宅配するサービスを開始。お豆腐だけでなく、肉厚の油揚げやがんもどきのセットが1,143円~宅配可能です。
脇役になりがちなお豆腐も、素材そのものに味がしっかり付いている昔ながらの手作り豆腐なら、じゅうぶん主役になります。その濃厚な味わいとたっぷりの栄養価は食べることへの満足度も高くなるので、ダイエット時の食事にもピッタリです。