こんにちは。マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃です。
これまで3000人以上の恋愛・結婚にまつわる相談を解決してきました。その中で、よく寄せられる悩みを例にあげ、「なぜか普通の幸せが手に入らないの......」と悩む女性たちに向け、その対処法を紹介していきます。
●恋ができない、関係が進展しない理由現代社会を生きる女性にありがちなのが、「なかなか恋ができません......」という悩みや、「素敵な男性との出逢いがあったとしても毎回、先に進みません......」という悩みです。恋している自分の気持ちを感じられなかったり、それを素直に表現して相手と関係を築いていけないパターンが続いてしまっているとき、女性の深層心理ではあることが起きています。
それが「制限」です。
本来ならば、今日からでも愛されて良いし、素敵な恋愛をしていいし、幸せな毎日を送って良いはずなのです。けれど、どこかでそれを許可できない自分がいて「私はまだ恋愛できない」という抑圧的な思い込みがその人の無意識下にある状態のことをいいます。
たとえば、どんなことが許せないのでしょうか?
今回は、その「制限を積極的に意識して手放す」ということをお伝えしたいと思います。
●完璧じゃないと、という思い込み女性にとって、よくある制限が「完璧ではないから恋愛できない」というものです。
たとえば、部屋が散らかっていてだらしない、料理もダイエットも完璧じゃなくてあの女性よりもダメだ、本当の自分は見せられないなど、自分自身が自分の弱いところ、ダメなところを許せていない場合です。
このとき、他者と比較して自分にダメ出しをしているため、友達から「そんなことないよ、魅力的だよ」と言われても、自分を許すことができません。
とくに子どもの頃から「しっかりしなさい」「ちゃんとしなきゃね」と言われて育った人が、こんなふうに完璧主義になりがちです。自分自身に価値を感じていないから、まだまだ愛されて良い自分になれていない、というふうに自分に厳しくなりすぎてしまうのです。
●自分を悪い人間だと思っているもうひとつが「罪悪感」です。過去に人に酷いことをしてしまったり、誰かをものすごく憎んでいることが、「自分は悪い人間だ」という罪悪感につながってしまします。
「本当は私は悪い人間だ」という考えを持っていると、「私は悪い人間だから、愛されてはいけない」と、無意識に人から自分を遠ざけたりします。もしも仲良くなったとしても、最終的に相手に自分を嫌わせるような態度をしてしまって、せっかくの恋愛を自分で壊してしまうこともあります。
罪悪感を抱きがちなのは、子どもの頃に許された経験が少なかった人です。
人は間違えることもある、酷いことをしたらごめんなさいと謝ればいいということを学び、許されながら育たないと、ちいさなことでも必要以上に罪悪感を感じてしまうようになります。
●自分を許す方法これらの無価値感・罪悪感を解消するためには、意識的に「自分を許す」という癖をつけていきましょう。
たとえば、人は誰しも完璧ではないということを進んで受け容れたり、罪悪感を感じている自分に対して「間違えることもあるよね」と、みずから許してあげるのです。友達を慰めるように、「もういいんだよ」「謝ったから次からはもう大丈夫だよ」というように、言葉がけをしてあげても効果的です。
思考の癖として続けてしまっている制限は、意識的に言葉がけをして、許す作業を続けていくうちに、じょじょに和らげることができます。
●完璧な人などいない人は誰しもが完璧ではありませんし、嫌なところや弱いところがあってこそ、人間なのです。自分の弱いところもダメなところも受けいれて、助け合いながら愛を手に入れることを、許してあげてくださいね。
そうすることで、自分の恋愛を許して、自信を持って、愛情を表現し、関係を発展させていくことができるようになっていきます。
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