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寒と熱、あなたはどっち? 花粉症はタイプを見極めてケア

2014/03/23 00:00 投稿

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3月も半ばを過ぎ、ようやく温かさが増してきました。ほがらかな春の陽気に気持ちもうきうきすると言いたいところだけど、正直なところ花粉症でゆううつ......という人もきっと多いはず。

花粉症は体内の水分バランスの乱れが原因

漢方医学では、花粉症で見られる涙、目のかゆみ、鼻水、鼻づまりは「水毒証」の症状と見られています。水毒証とは、体内の水分バランスが悪い状態にあること。身体の一部分だけが水分過剰になったり、逆に水が不足している部分もあり、それが不調として現れている状態です。

さらに、水毒証は「寒」と「熱」のまったく逆の2つのタイプに分けることができるといいます。症状が次のうちどちらにより当てはまるかで判断を。

寒タイプ:鼻水がうすくサラサラしている、涙が目からあふれるほど出る
熱タイプ:鼻づまりがひどい、目のかゆみが強い、熱っぽい

寒タイプの原因は、ずばり「冷え」。漢方では、冷えたコップに水滴がつくように、冷えが水を呼ぶと考えられています。一方、熱タイプの人は、鼻づまりなどを起こすことによって熱を帯びたり、身体の中で炎症が起こっている状態。

寒タイプなら身体を温める性質のある食材を、熱タイプなら身体を冷やす性質のある食材をとるのがいいとされています。

寒タイプにおすすめの食材:たまねぎ、からし菜、さくらんぼ、舞茸、ふぐ
熱タイプにおすすめの食材:セロリ、クレソン、のり、昆布、しじみ、あさり等

また、寒タイプなら冷たい食べ物・飲み物を避ける、熱タイプの人は飲酒を控えめにするなども気をつけたいところ。

どちらも水分バランスの調整がポイント

とはいえ、どちらも水毒証であることは同じ。身体の水分バランスを整えるのには、適度な運動や半身浴が効果的です。ここでもポイントは、寒タイプなら運動後や入浴後に身体を冷やさないようにする、逆に熱タイプならのぼせないように気をつけます。

花粉症と一口に言っても、タイプによって対処法が逆効果になってしまうことも。そのときどきの症状をよく見極めてケアする姿勢が大事になりそうです。

[漢方デスク]

getting cold image via shutterstock

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