「柿が赤くなれば医者は青くなる」ということわざがあります。それというのも、柿はビタミンCが豊富な果物。風邪予防に効果的なので、医者にかかる必要がなくなるという意味が込められています。ところが、柿の旬は秋。でも、いまからでもその恵みを受けとる方法があるんです。
ビタミンCはレモンの10〜20倍じつは、柿のビタミンCは果実よりも葉っぱに多く含まれているといいます。柿の葉に含まれているビタミンCは、なんとレモンの10〜20倍。そのビタミンCの豊富さから、風邪予防はもちろんのこと、メラニンの生成を抑えて美白やシミの予防効果も。ニキビや肌荒れ、さらには便秘にも効果的とか。しかも、柿の葉に含まれるビタミンCは「プロビタミンC」とよばれ、熱に強く壊れないことから「柿の葉茶」として一年中楽しむことができます。
柿葉フラボノイドで、花粉症にも効果あり!最近の研究で、柿の葉に含まれるポリフェノールの一種「アストラガリン(柿葉フラボノイド)」に、抗アレルギー作用があることが認められました。つまり、ツラい花粉症の症状を抑えてくれるのにも効果があるということ。しかも、ノンカフェインなのでハーブティー感覚で飲むことができます。ただし、タンニンが含まれているので冷え性の人はほどほどに。
風邪予防の次は花粉症、その次は紫外線による肌ダメージにと、一年を通して常備したいお茶になりそうです。
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