不妊治療専門病院の栄養士が、アルコールと女性の妊娠率の関係を調査。驚くべき結果が判明しました。
NYの不妊治療専門病院RMAの専任栄養士が、同院で人工授精や体外受精などの不妊治療を受けている女性を対象に調査したところ、アルコールが不妊治療の成功に大きな影響を与えていることが明らかになったそうです。
この調査は体外受精を受けている90人の女性を含んでおり、その全員が調査以前に3回の体外受精を受けていたそう。この女性達を対象にした調査の結果、グラスワインを週に3杯程度飲んでいる女性の体外受精の成功率は、そうでない女性に比べて30%下がることが分かったそうです。
このため、体外受精を受ける3ヶ月前から飲酒を控えるように指導しているとのこと。
アルコールで妊娠率が下がる可能性またアルコールの摂取は卵子の形成に影響を与えることが明らかになっているため、不妊の要因はなく、自然妊娠を考えている女性もアルコールの摂取により妊娠率が下がるというのが専門家の見解。
RMAの調査だけでなく、その他の調査でも、アルコールの摂取が著しく妊娠率を下げるという結果も出ているそうです。さらに、20代の度を過ぎる飲酒により、生殖能力が下がるという調査結果もあるのだとか。
ワイン好きの女性にはショックな調査結果ですが、すぐに妊娠を考えている女性はもちろん、今すぐではないけれどいつかは子供が欲しいと思っている女性も、このアルコールと妊娠力の関係は頭に入れておいた方が良さそうです。
(白石里美)