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一年で一番寒い「大寒」は寒灸でカラダをほぐす

2014/01/21 23:00 投稿

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1月20日から大寒に入りました。「寒」の期間でもさらに寒さは厳しくなると言われている頃ですが、約15日間にわたるこの大寒が終わりをつげると、待ち遠しい立春がやってきます。厳しい寒さと春の兆しがいったりきたり。こんな時期は風邪をひくなど、体調を崩しやすく、外からのケアが欲しい時期です。

季節が大きく揺らぐ時期のカラダにぴったりの、古くからある「寒」にまつわる食べ物や風習をご紹介します。

この時期滋養たっぷりの食材

まず「寒卵」。縁起物として贈り物に使うこともあるようですが、実際にこの時期の鶏は卵を生む回数が減り、そのために滋養がたっぷりと含まれている上に、保存がきくいつもとちょっと違う卵。特に、昔ながらの育て方をしているところでは以前と同じように、寒卵の良さがはっきりとあらわれるようです。

厳冬期にとれる「寒しじみ」はやはり、栄養価が高く、一年中出回るしじみの中でも旨味が違います。冷たい水にさらされて身がぎゅっとしめられ、厳しい寒さを越えていくための栄養を蓄えているので、とってもおいしいのです。

夏の厳しい暑さの折の「土用しじみ」も暑さ除けの食べ物ですが、寒い時期、暑い時期と、私達にとって厳しい季節にあわせていただいて、カラダを整えていきましょう。しじみのいただきかたはお味噌汁や塩やしょうがなどで簡単に味を整えたスープもおすすめですが、台湾料理屋さんでいただくしじみの紹興酒漬けは、しじみの美味しさを違う側面からみせてくれる料理です。

滋養の高い食べ物をいただいたら、カラダのケアにも気持ちをむけましょう。

昔ながらの風習「寒灸」

立春を間近に控えたこの時期は、植物達が芽を出していくのと同じように、私達のカラダも開いていく、動くといわれています。ゆがみが大きくでる前に、少しだけ自分でできるケアをしっておくと便利です。そこでぴったりの風習が、「寒灸」です。この時期にお灸をすると、病気や災難を防ぎ、長寿を保つといわれています。

胃腸の弱い人は特にこの時期、天枢三里とよばれるツボにお灸をすれば、不足している陽の気が補われて、元気が湧いてくるそうです。

火を使うこともあり、お灸はしたことがないという方は多いかもしれませんが、今は、火を使わないお灸など、手軽で、簡単に扱えるものが市販されていて大変便利です。それでも面倒で、という方にはドライヤーがおすすめです。ツボのあたりに温風をあてるだけで、お灸と同じような効果があるようです。

さて、立春まで二週間。新しい春を迎える前に、カラダと気持ちを整えて気持ちよく一年をはじめていきましょう。

(広田千悦子)

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