風邪やインフルエンザの季節に、殺菌効果のある緑茶を飲むのは効果的。その一方でカフェインが気になるので、なかなか積極的には飲みづらいということも。そんなふうに迷っていたところ、緑茶には女性にうれしい効果があることを知りました。
緑茶に含まれる「テアニン」でリラックス緑茶には「テアニン」と呼ばれるアミノ酸の一種が含まれています。お茶のうま味や甘みを引き出してくれている、言わばうま味成分です。そのテアニンには、脳に働きかけて、興奮を鎮めて緊張をやわらげたり、心身をリラックスさせてくれる効果があるといいます。しかも、緑茶にはカフェインが多く含まれていますが、テアニンがカフェインによる興奮作用をも抑えてくれるのだとか。
冷えやPMSにも効果が期待!そのためリラックス効果でストレスオフや睡眠の質を高める働きが期待できるともといわれているんです。また、脳がリラックスすることで血管が緩み、手足の冷えにも効果が。さらに女性には嬉しいことに、月経前のイライラや気分の落ち込み、集中力の低下、疲れやすい、むくみなどといったPMS症状の改善がみられたという研究結果も出ているそうです。 効果を期待するなら、煎茶よりも玉露や抹茶を
テアニンの効果を期待するなら、煎茶よりも玉露や抹茶を選ぶのがおすすめ。飲み方は、以前ご紹介した「茶茶エスプレッソ」が良さそうです。今回あらためて思ったのが、植物にはもともと総裁作用が備わっているから、それほど遠ざけなくてもいいということ。良くないことほど目につきがちですが、バランスを考えて飲んでいきたいです。
[わかさの秘密]
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(杉本真奈美)