気持ちが不安定だったり、ちょっとウツっぽいな......と感じたことのある人は少なくないはず。その原因は、カラダに溜まった「毒」かもしれません。
著書『毒を出す食 ためる食』でも同じみ、アーユルヴェーダ医療の第一人者・蓮村誠先生は、その原因は毒(=アーマ:アーユルヴェーダではカラダに溜まった毒素のことを指します)にあると言います。
怠惰な生活はカラダに溜まった毒素の仕業「例えば、良くないと分かっていることをしてしまうのも、アーマが溜まっている症状です。やらなきゃいけないのを分かっていながらだらけてしまう、これもアーマです。怠惰というのは、性格ではなくて毒素の症状なのです」
出かける予定がない休日は、「洗濯も掃除しなきゃ」と頭では分かっていても、カラダが思うように動かない......そんな怠惰な自分も、じつは毒素を溜め込んでいるだけかもしれない。そう思うと、少しこころが軽くなれるかも。
では、どうしたらいいのでしょう。
「毒素をカラダからなくせば、治ります。怠惰というのは、能力があるのにやらないことを言いますよね? 毒素が溜まっていると、できなくなってしまうんです。(中略)カラダの毒素は、基本すべて食べものです。口から入れたものが消化し切れなかったときに毒素になります」(蓮村先生)
ということは、普段から消化の良い食べ物を摂ることや、食べ物を消化する腸を鍛えることで、怠惰なこころから卒業できるかもしれません。なにげなく口にしている食事が、性格も変えてしまうとすれば、もっと真剣に食と向き合う必要がありそうです。
こころで処理できない傷は毒になるさらに食べ物以外にも、こころから発生する毒素があると蓮村先生は言います。
「こころの毒素は、自分に飛び込んできたことで、こころが処理し切れなかったもの。たとえば、とてもショッキングな出来事を目撃してしまったり、自分に対する嫌な噂を耳にしてしまったりしたときに、処理できないまま残ってしまうと、こころのアーマになります」
確かに、ショックなことがあるとカラダがずんっと重くなる気がします。こころとカラダの繋がりを実感。そんな時、個人的に頼りにしているのがブッシュ フラワーエッセンスの「エマージェンシーミスト」です。自分なりに気持ちを切り換えられる、お守りアイテムは必須ですね。
蓮村誠
東京慈恵会医科大学卒業、医学博士。医療法人社団 邦友理至会理事長。マハリシ南青山プライムクリニック院長。オランダマハリシ・ヴェーダ大学、マハリシ・アーユルヴェーダ認定医。特定非営利活動法人 ヴェーダ平和協会理事長。現在、診療に当たる傍ら全国各地での講演活動、書籍執筆、テレビ出演、雑誌の連載などマハリシ・アーユルヴェーダの普及に努める。著書に「毒を出す食 ためる食」「毒を出す生活 ためる生活」(いずれもPHP研究所)、「足りないのは消化力!」(朝日新聞出版)、「黄金のアーユルヴェーダセルフマッサージ」(河出書房新社)など多数。
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(マイロハス編集部・疋田)