これは、真新しい雪にたった1人でひたすら雪を踏んで文様を描く、イギリス人のサイモンベックさんのスノーアート。
雪山の厳しいコンディションの中でおもに夜中に作業し、時には10時間かけることもあるのだとか。スキーを楽しんでいた2004年のクリスマスに小さな星を描いたのがきっかけで、現在はサッカー場6個分にもなる作品を作ることも。
アルプスのLac MarlouやARC2000等のリゾートで作品を披露していて、現在では冬の風物詩になるほどの人気があるのです。
デザインのインスピレーションは様々で、京都の庭園から受ける事もあるそう!
サイモンさんがこのスノーアートに膨大な時間をかけるのには理由があります。それは地球には守るべき美しい山と雪があること、なによりも人生には時間をかけるべき価値のあることと、そうでないことがあるのだということを世界中の人に伝えたいという思いです。
Facebookページでは、より多くの作品を見ることが出来ます。次の日に雪が降ってしまえば消えてしまう儚く美しいアート作品。限られた時間の中で、自分にできることは何かを考えさせられる壮大なスケールに感動します。
(石井真代)