そんな柑橘類の中でも考えてみたらあまり語られる機会がないのがカボス。ユズとスダチの中間のようなイメージで、いまいちピンとこない人もいるかもしれませんが、カボスって実は、かなり魅力的なんです。
カボスは1個が140gほど。テニスボールくらいの大きさの柑橘類で、青いうちに収穫され熟すと黄色になるユズの近縁種です。カボス、ユズ、スダチともに、レモンと同じ香酸柑橘類に属し、酸味が強く香りが高いのが特徴。さらに、
<カボスの特徴>
・クエン酸やカリウムを多く含む。(クエン酸はレモンの2倍と言われている)
・ダントツに酸味がまろやかで甘みが強く、ミネラルバランスに優れている。
・香りに含まれるピネン・リモネン・テルペンといった成分により、
高いリラックス効果が期待できる。
ほっと一息リラックスタイムに「ホットカボス」をおすすめなのが、お湯にカボスを絞り、お好みでハチミツを加えるだけの超簡単ドリンク「ホットカボス」。エネルギー生育や疲労回復に必要なクエン酸と美容に欠かせないビタミンCをたっぷり摂取できます。爽やかな酸味と香りは気分のリフレッシュにもなるので、仕事中ちょっと一息つきたい時に。ビタミンCは風邪の予防にも効果的なので、まさに冬にぴったりのドリンク。
また、カボスの産地大分県では定番の焼酎お湯割にカボスを絞っても爽やかでおいしい! ビタミンCが最も含まれる皮の部分は砂糖と一緒に鍋でコトコト煮てマーマレードにすれば、余す所なくいただけるというのも嬉しいポイント。
この冬は、ぜひ無農薬のものを買い求めて、カボスの恩恵を受けたいと思います。
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(小林繭)