「靴が合わなくて、足が痛い......」女性なら誰もが経験がある足の悩み。痛いだけで済むなら良いのですが、心配になるのが外反母趾です。外反母趾になることで、足の甲や、足首、膝、腰などに痛みが出てきたり、歩行がしづらくなったり転倒しやすくなるそうで、予防は早めにしておくに限ります。

外反母趾の原因といえば真っ先に浮かぶのがハイヒール。でもハイヒール以外に、加齢なども要因になっているそうで......、おもな原因も含めて外反母趾について詳しく知りたい! そこで今回、慶應義塾大学整形外科 須田康文医師に、外反母趾の主な原因と予防法を伺いました。

外反母趾の主な原因

(1)間接がやわらかいなどの体質や遺伝

(2)扁平足(外反母趾から扁平足になる人もいますが、扁平足から外反母趾になる人もいます)

(3)ハイヒール、先細の靴(上と重なりますかね)

(4)加齢(年齢が進むと骨格を支える靭帯や腱がたるみます)

(5)筋力の低下

ハイヒール以外にも色々な要因があり、ちょっと驚きました。そして、気になる外反母趾の予防策が次の通りです。

外反母趾を防止するポイント3つ

(1)よく歩くこと......足指周りの筋肉の退化を防ぐ

外反母趾の要因の一つは、年齢と共に衰える足の筋力低下。筋力が減少すると、土ふまずを支えるアーチが減少し、バランスが偏ってきます。


(2)靴選び......先端の狭い靴を割け、5本の指が靴の中でしっかり伸びるものを選ぶ。

さらに足幅が広くなりすぎないように、足の幅が一番広い部分が、靴の前方部分や紐やベルトなどでしっかりフィットするかどうかもチェック。

(3)歩き方......足はかかとから地面につき、つま先で離れるのが基本。

足の動きとともに、カラダの重心も足の後ろから前へ移動します。重心が前に偏りすぎる歩行は(長時間のハイヒール歩行など)外反母趾発生の要因になります。 

外反母趾を予防する簡単エクササイズ

(1)グーパー運動......足の指をグーパーと開いて閉じてを繰り返す。

朝晩でそれぞれ30回程度が目安で特にパーを頑張ることが大事。親指の先を内側に開く (外反母趾の逆の状態)筋肉の鍛錬につながり、外反母趾の進行を抑えます。
(2)親指の先が内側に開くよう、親指の付け根外側のストレッチする。

(3)親指と人差し指の間にガーゼやコットンをはさみ、親指とが直接触れないようにする。(皮膚の擦れを起こさせない目的と、親指付け根外側が固くなるのを防止する) 伺ってみると、カンタンな習慣で予防ができるので、ぜひ心がけたいです。

また、どんな靴を選んで良いのか分からない、なかなかデザインと履き心地に納得する靴に出合えない、とう人におすすめなのが「fitfit(フィットフィット)」こちらは、社長の林さん自身が外反母趾に悩んでいたことがきっかけで立ち上げたブランド。細かい部分まで、履き心地にこだわって作られていて、私も履いてみたのですが、本当に履き心地抜群。靴選びに悩んでいる人にはぜひ試してほしいです!

fitfit

photo by Thinkstock/Getty Images

(若松真美)

RSS情報:http://www.mylohas.net/2013/12/034756gaihanboshi.html