そんなポッコリお腹を、つらい運動をせずにラクラク凹ます方法がありました。それは、「まっすぐ立つこと」と「3つの呼吸」という、パーソナルトレーナー森拓郎さんが提唱するかんたんメソッド。
原因はインナーマッスルの衰え森さんの著書「腹筋運動だけではお腹は凹みません」によると、お腹だけポッコリ出ているという場合は、背骨の前後と内蔵周りのインナーマッスルの衰えが原因で、内蔵が下垂していることが多いそう。この場合、腹筋をしてもお腹が凹まないことがほとんどだとか。
インナーマッスルとはおもに、背骨や骨盤、内蔵の位置をキープしている筋肉。猫背や骨盤、背骨やカラダの重心の位置が悪い、浅い呼吸などで機能が衰えてしまいます。そこで姿勢と呼吸でインナーマッスルを鍛えて、内蔵の位置をただせば、お腹は凹むというワケです。
立ち方と3つの呼吸法をかんたんに説明すると......
(1)まっすぐ立つ
骨盤を押さえながら、ゆっくり息を吸いながら膝をまげ、息を吐きながら膝をゆるめにのばした姿勢。(2)腹式呼吸を5~10回
みぞおちの下に手を置き、鼻でゆっくり息を吸って口で吐く。(3)胸式呼吸 5~10回
助骨の下で腕を組み、鼻でゆっくり息を吸って口で吐く。(4)背中呼吸 5回
助骨の下に手を置き、最初に息を吐ききってから、鎖骨と背中に息を入れるイメージでゆっくり息を吸う。
この立ち方と3つの呼吸法をマスターすれば、日常生活で好きな時にできるようになり、意識していないときの呼吸も大きくなり、インナーマッスルを働かせることができるようになるそうです。
「皮下脂肪がたっぷりというワケじゃないけど、ポッコリお腹が出ている」という場合はラクにお腹が凹みそう。くびれのあるメリハリボディを目指したいという人にもよさそうです。
[腹筋運動だけではお腹は凹みません]
photo by Thinkstock/Getty Images
(若松真美)