ハーブティはレモングラスやセイグリットバジル、グァバの葉など、庭にある植物をいろいろ摘んできて煮出します。ときに祝島のびわ茶を入れたり、熊本のアンナプルナ農園のほうじ茶を入れたりと味や香りを変えながら。
インカ珈琲とは、大麦とライ麦を焙煎したもの。それに加えるのが、宮古島で作っている麻炭のパウダー。この麻炭インカ珈琲はデトックス効果大で、どんどん咳が出てきます。
「炭!? 」とびっくりするかもしれませんが、風味は甘栗の(どちらかというと、皮)よう。真っ黒なので、珈琲や麦茶などの黒いものと合わせると、割と抵抗なく飲めます。数年前までは、珈琲もフレンチローストで濃い目、マンデリンやグアテマラなどの豆を嗜好していたのに、ほんとうに不思議なものです。健康志向というつもりはなくとも、そのときのカラダのコンディションに合わせて朝の一杯も変わってきました。
そういえば、今うちに居候がいて、彼はフランス人なのですが、「喉が病気」と言ったら、「ウメショウバンチャガイイデス」と言われました(笑)。バックパックの中は、茄子の黒焼き(ハミガキ粉として使う)、ぬか、米飴、きなこ......。ひょんなことからしばらく居ることになったんですが、フランスまで「梅しょう番茶」が広がっているなんて、アメージング!
(根本きこ)