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ツヤ髪目指せる。アーユルヴェーダ伝承ハーブ「ヘナ」のヘアケア方法

2013/12/04 23:30 投稿

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これまで、『魔女のホリスティッククリニック』では、様々なナチュラルヘアケアの方法をご紹介してきました。今回は、ちょっとハイレベルな、でもとっても効果的で伝統的なヘアケアを。頭皮トラブルの予防や美髪への近道として、ヘナを使ったヘアケアの方法を2回に分けてご紹介したいと思います。

アーユルヴェーダ伝承のハーブ「ヘナ」

ヘナは、インドの伝承医学であるアーユルヴェーダにおいて何千年もの昔から使用されてきた、伝統的なハーブです。昔から、皮膚病予防や止血、吹き出物の予防、防腐剤、火傷や打撲傷、皮膚炎の薬剤などとしても使用されてきました。

頭皮も髪も同時にケアできる

今日では、ヘナを使うと染色されることから、ヘアトリートメントや白髪染めとしての需要があり、欧米のナチュラリストたちの間で高く評価されてきていますが、本来の使い方は髪のトリートメントを含めた地肌ケア。

伝統的に髪を切らないインドの女性たちは、女性の象徴である長い髪をとても大切に考え、健康的な艶のある髪を育てるために、ヘナを使ったヘアケアをしているのです。そんなヘナの葉には、抗菌、殺菌作用があるため、頭皮トラブルを改善に向かわせる効能がたっぷり。

フケやかゆみを抑え、痛んだ髪を回復させてくれます。また、ヘナケアをすることによって、ハーブの効能により睡眠が深くなると言われ、さらには血圧の安定や生理不順を整える効果もあるとされています

なお、ヘナを使ったケア方法は、あらかじめカラーリングをしている髪の場合、髪がヘナ色に染まってしまいますので、カラーの色を保ちたい場合はおすすめではありません。ヘナハーブの色は赤オレンジのような色。黒髪に色が乗ると、日の光が当たるときに、美しくキラキラと輝く、ソフトな赤色となります。しかし、カラーリングの髪色によっては、合わないこともありますので注意してくださいね。

ヘナを使った頭皮&ヘアケアの方法


(1)100%天然の新鮮な乾燥ヘナ(粉末)を使います。熱湯でないお湯(50度~60度)でヘナを溶かします。水分を多めに少しさらさらの状態の液体を作ります。


(2)使用前にペーストが冷えている場合は、軽く湯煎してペーストを人肌程度に温め、濡らしていない頭皮に揉み込んで、しっかりとマッサージをするように使います。素手では手の爪が髪と同じように少し染色されますので、ビニール手袋などを使いましょう。

(3)そのまま湯船につかるなど、お好みでしばらく置いた後、シャワーでヘナをシャンプーなどは使わずにしっかりと洗い流します。ただし、水への色落ちは完全にはなくなりません。また、染め終えた後は数日、多少色落ちしますので、寝具などにはタオルを敷いておくことをおすすめします。

※頭皮ケア&トリートメントとしてヘナを使う場合は、3日~5日に一回程度がおすすめです。

リラックス効果もあり

ちょっと手間かも......と最初は思う方の多いヘナケアですが、使い続けているとサラサラの髪、まとまりやすい髪に変化するうえ、使った日は心がゆったりと多幸感に包まれ、カラダの緊張がほぐれ、その深い不思議な癒しの魅力にすっかりはまってしまうことと思います。ぜひお試しくださいね!

photo by Thinkstock/Getty Images

(立川奈緒子)

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