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週末つくって平日ちょい足しで五変化する「冷え性改善スープ」

2013/12/04 13:00 投稿

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冷え性の方にはツラい季節ですね。外食の合間の家ごはんとして、週末にまとめて仕込める「冷え性改善スープ」をご紹介。ベースのスープにちょっとアレンジするだけで5つの味に変化します。

冷え性改善には「乾燥ショウガ」と「葛」

冷え性に効果が高いのは、生のショウガではなく、ショウガを乾燥することで性質が変化してできる「ショウガオール」という成分。漢方では生薬としても使われます。

自家製でつくるには、薄くスライスしたショウガを天火で干すか、100度のオーブンで10分程度乾燥させてください。

1日分10g程度を目安に、スープの煮込み始めから加えてください。

「葛」には、血行促進のほか、胃腸不良を整え、免疫機能を高めるなどの効果があるため、忘年会やパーティが続き、風邪も流行るこのシーズンにぴったりの食材です。

ジャガイモなどのでんぷん質が含まれない純度の高い「本葛」を選んで、仕上げに加えてください。スープにとろみがつくため、腹持ちもよくなります。

冷え性改善スープベースの作り方

基本のスープは、鶏手羽だしをベースに、すりおろした玉ねぎやセロリ、根菜(ごぼう、レンコン、人参)に乾燥ショウガを加えて煮たものです。

根菜類はカラダを温める効果があり、冬なら冷蔵保存で4日程度持ちます。すりおろし野菜はスープの濃度を高め、野菜の旨味のベースとなり、鶏手羽に豊富に含まれるイノシン酸は、野菜類から出る旨味に加える事で、相乗効果が出て奥行きが出ます。葛のとろみつけは最後に。

<週3日食べる場合>

鶏手羽......6本
すり卸し用野菜......たまねぎ2個、好みでセロリ1本
ごぼう......1本
にんじん......1本
レンコン......200g(1節)
乾燥ショウガ30g
みりん、塩......少々
水......2L

上記の材料を中弱火で1時間くらい煮込んでください。
(煮込んだ後、鶏手羽の骨を取り除くと食べやすくなります。) 

ベースのスープに奥行きを出す! 5つのアレンジ方法

前述のスープベースを元にした5つのアレンジをご紹介します。 (1人分のスープ400gとしています)

【和風】材料:水だし昆布出汁
その日飲む分のスープを器にいれ、朝、乾物の昆布を3cm角入れておきます。6時間以上浸水することで、加熱なしでも昆布の旨味は十分引き出されます。昆布は千切りにしてスープの具に。

【中華】 材料:乾燥小エビ+ごま油(あれば、オイスターソースまたはテンメンジャン)
乾燥小エビを大さじ1杯加えて加熱。仕上げにごま油を加えて中華風の味に。オイスターソースやテンメンジャンがあれば小さじ半分程加えてください。

【エスニック】 材料:ナンプラー+酢+みりん(あれば、唐辛子パウダー)
ナンプラーとみりん小さじ1/2ずつと、酢小さじ1を加えて加熱すれば、アジアンテイストに。好みで唐辛子パウダーを。ボリュームが欲しい場合、下茹でが不要でそのままスープに加えられるライスヌードルを手で折って加えると、フォーになります。わたしは豆乳を加えるのが好きです。

【イタリアン】材料:トマト+乾燥ハーブ+にんにくすりおろし+オリーブオイル
カットしたトマト(缶詰でも)半分と乾燥ハーブ、にんにくのすり卸し少々を加えて10分程度加熱、仕上げにオリーブオイルを。固くなったフランスパンや冷凍玄米を加えると、満足度が高まります。

【カレー風】材料:カレー粉+みりん+にんにくすりおろし+豚ひき肉
カレー粉とみりん、にんにくすりおろしと塩少々をもみ込んだ豚ひき肉50g(この状態で冷凍保存可)を加えて加熱し、葛でとろみを。冷凍した玄米ご飯と牛乳又は豆乳を加えれば、カレーリゾットになります。
※記事の一番最初の写真はこちらのアレンジスープになります。


photo by Thinkstock/Getty Images

(寺脇加恵)

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