ファストファッションが主流になり、ワンシーズン着たら処分してしまうという人が増えてきました。とくに日本は洋服のリサイクル率が低いのだそう。
黒に染めて服を生まれ変らせる「PANDA BLACK」
たとえ大事に着ていた服でも、汚れがついてしまったり色あせてしまうと、外に着ていくには勇気がいります。フリーマーケットに出品したり、誰かにあげたりというのも難しいもの。
それを黒に染めて生まれ変わらせようと、世界自然保護基金(WWF)が行っているキャンペーンが「PANDA BLACK」です。黒は汚れを帳消しにしてくれるし、上品な一枚に仕上げてくれます。雰囲気が全く変わるので新しい気持ちでもう一度着ることもできるし、誰かに譲っても「お古」に見えないから喜んでもらえそう。
京都の伝統的な染め技術「漆黒加工」
そんな「PANDA BLACK」をサポートしているのは、京都の伝統的な染めの技術。
「京都紋付」では、環境に配慮した黒染め染料技術を使い、ひとつひとつ職人の手で黒く染めています。Tシャツをはじめ、レースのワンピースやデニム、柄物のシャツまで見事に染上げ、ユーズド感も残っておしゃれに生まれ変わっています。
黒染め加工は、Tシャツ一枚から注文OK。真っ黒に仕上げる漆黒加工は1枚2,400円〜と、新しいシャツを買うのとさほど変わりません。くたびれてしまったお気に入りを黒く染めればエコになるだけでなく、もう一度着られる喜びも味わえます。手を加えることで、さらに愛着が増しそうです。
[PANDA BLACK, 京都紋付]
(杉本真奈美)