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「お肌のゴールデンタイム」に根拠なし! 美肌のための睡眠法

2013/11/20 23:00 投稿

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「お肌のゴールデンタイムは?」と聞かれたら、「午後10時から午前2時でしょ」と、皆さんは迷わず答えられると思います。

「お肌のゴールデンタイム」って本当にあるの?

でも、この常識、実は現在の睡眠学から言うとあまり根拠のないものなのです。「えっ! 私、今まで信じてたけど、意味がなかったの~」とがっかりするかもしれませんね。

いえいえ、確かにゴールデンタイム=最も大事な時間は存在するんですが、午後10時から午前2時と決ってはいません。

美肌のための睡眠コアタイムがあった!

睡眠中はカラダの修復作業が行なわれ、当然、肌も修復もされるのですが、その時間帯は成長ホルモンが出るときです。成長ホルモンは日中でも分泌されていますが、睡眠に入って最初の熟睡の段階に大量に分泌され、断続的に数時間続きます

そして皮膚細胞の再生は寝付いてから約一時間後からピークに入ります。仮に午前0時に寝付いたとすると、午前1時~2時ごろがピークです。(23時就寝なら0時~1時、1時就寝なら2~3時)

ですから、0時就寝の場合は、幅をとって、0時~3時ごろまでを肌ダメージを整えるためのコアタイムとし、しっかり寝ていて欲しいわけです。

 眠りのイロハカルタ「もっと眠れば もっと幸せ」 
ナカニシカオリ作 (C)スタジオ・ソムニナ

睡眠時間はどのくらい必要?

しかし、美しくあるためには肌の表皮さえ良ければということにはなりません。たるみやむくみくすみの「3つのmi」の解消も大切だし、カラダそのものも健康で溌剌としていなければ美しいとは言えません。カラダの修復作用以外に、免疫力を強化したり、老廃物を廃棄したり、酵素を作ったりする睡眠の役割がちゃんと果たされる必要があります。

そうなると、成長ホルモンが出続ける数時間は眠ることが大切(生まれつきの短眠者はのぞく)。理想は7~8時間ですが、難しい場合は、少なくとも6時間ほどの睡眠はとってほしいものです。

そのため、就寝時間は夜中の2時頃を過ぎてしまうと、成長ホルモンがピークのコアタイムは確保できても、朝寝坊がOKでない限り、トータル睡眠時間が足りません。睡眠不足が溜まっていくと体の不調をおこすので、遅くても1時ごろには就寝したいですね。

美肌のための睡眠3か条

けれど、働く女性たちにとっては、そこが難しいのが現状ですよね。そこで心がけると良いのが次の3つです。

<これだけは守りたい! 睡眠3か条>

・遅い就寝でも、就寝起床の時間を一定に:生体リズムをくずさない。

・休日に睡眠不足を補う:但し寝坊は2時間以内。昼寝をする。

・体を冷やさない:あたためが睡眠を深くし、血流を良くする。

この3か条を守りつつ、余裕がでたら、少しずつ早めの睡眠をこころがけ、質のよい眠りをとりましょう。

成長ホルモンの分泌能力は70歳まで充分保たれるそうですから、睡眠に注意して、ずっとずっと快眠美人でありつづけましょう!

【今月のねむまめ】

 

快眠・安眠を得るには睡眠の基礎知識をしっかり学んでおくことが大切です。最近出版された睡眠の書籍を二つ紹介します。

 

(1)「ぐっすり。明日のパフォーマンスを全開にする快眠処方箋60(鍛冶恵著/新潮社)」短時間でも、質の良い睡眠のためのコツも詰まっている一冊。読みやすく、細かいところまで、「なるほど~」と気づかせてくれます。

 

(2)「『いつも眠い~』がなくなる快眠の3法則(菅原洋平著/メデイアファクトリー)」日中眠気知らずになるための快眠についての本。イラストを用いて、図解で明解に納得させてくれます。

photo by Thinkstock/Getty Images

 (橋爪明子)

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