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思いもよらない愛が芽ばえる。ダライラマ法王も日課の瞑想法

2013/11/19 00:00 投稿

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さまざまな瞑想法があるなか、ダライラマ14世が日課にしていると言われているのが「トンレン瞑想」。ダライラマ14世が行っていると知り興味を持ったのはいいけれど、実はこれ、かなりショッキングな内容だったのです。

相手の苦しみを愛に変える そもそも「トンレン」とはチベット語で 「与える受け取る」を意味するそうです。トンレン瞑想のやり方は「チベットの生と死の書」にも書かれていますが、ごく簡単に言ってしまえば、実際に苦しんでいるひとを想い、その人の苦しみや病を自分の中へ吸い込み、それを愛に変えて相手の中に吐き返すというイメージ瞑想法なのです。

つまり相手の苦しみを受け取り、自分の愛や慈悲を与えるということです。たとえば「〇〇さんの病気が良くなりますように」そんなふうにお祈りをした経験は誰しもあると思います。でも「〇〇さんの病気は私が受け取ります」なんて、そう簡単に思えるものではありません。「引き寄せ」という言葉もあるように、ネガティブなイメージを持つだけでネガティブな状態を引き寄せると思ってしまい、トンレンには抵抗感がでてしまいがちです。
でも実はそうではないんですね。実際にトンレンをする瞑想者が、心身ともに良くなったという話はきいても、ネガティブな状態になったという話はきかないのです。それはなぜなのかちょっと考えてみました。 自分の中の無償の愛に気づく

もしかすると、頭でイメージしているのはネガティブでも、実際にカラダで感じているのは与えるための愛や慈悲だからなのかもしれません。ということは、ネガティブなイメージを受け取っても、自分の中に愛を感じることができれば大丈夫ということになります。 とはいえ、はじめはビクビクすると思います。でも勇気をもってやってみると、自分の中にも、じつは見返りをもとめない無償の愛があったことに気づくのです。これがもしかすると慈悲に繋がるのかもしれません。思いもよらなかった自分の中の無償の愛に気づく。それだけでもやってみる価値アリです。

[チベット生と死の書,Exchanging Self for Others] photo by Thinkstock/Getty Images

(知恵子)

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