今回は、そんなイメージを覆すカワイイアップサイクルブランド&プロジェクトをご紹介します!
端材を利用したコレクションエシカルファッション先進国といわれるイギリスで、その盛り上がりに貢献した一人、Orsola de Castro氏は「アップサイクルの女王」との異名を持ちます。
彼女が展開するブランド「From Somewhere(フロム サムウェア)」は、テキスタイルミルで発生した端材を回収して生まれるコレクション。端材は量が限られているので、全て限定品仕様。また少量しか生産されない貴重なコレクションでもあります。限られた素材をしっかり生かしきるデザインセンスはすばらしい、の一言。最近では新しいニットコレクションも発表し、ますます活躍しています。
「ニュールック」な卒業コレクション最近特に注目を集めたアップサイクルプロジェクトは、著名なデザイナーを多数輩出しているファッションの名門大学 Central Saint Martins(セントラル セント マーチンズ)のJolene Fungさんの卒業制作。
ディオールの名作「ニュールック」スタイルのこちら、何でできていると思いますか?
答えはビニール袋! ビニール袋を溶かしてプリントを施したそうで、「とにかくみんなをあっと言わせるものを作りたかった」と話しています。
プラ素材に見えない! 繊細ジュエリー同じプラスチックが元ながら、こちらはジュエリー。
トルコ人建築家のGlunur Ozdaglarさんが一つ一つ手で溶かしてジュエリーに仕上げています。「海外を旅すると、必ずその国のペットボトルを眺めます。さまざまな色とかたちがあって、その美しさと無限の可能性にひかれるようになりました。ほかにも、同様に美しい花をあしらったクラッチバッグや、自分で使えるボタンなども「terium non date」にて販売中。
アップサイクルは、制約や条件の中でいかに新しい美しいものを生み出すかというクリエイティビティ勝負のシロモノ。そういう視点で見ると、「アップサイクル」なファッションってかなりハイレベル!
あなたの身近にも、美しいアイテムに生まれ変わる魔法の種があるかも!?
写真提供協力:ETHICAL FASHION JAPAN
(Hitomi ITO)