「誰かいい人いないの?」
「将来どうするつもり?」
「あなたの年にはもう、私はあなたを産んでたわよ。」
よく母親の口から聞く、こんな言葉。
もちろん母は大好きです。連れ立ってお買い物も行くし、何かあれば団結して助けてくれるから安心感もある。
でもときどき、母親との関係に息苦しさを感じることもあります。その原因は距離が近すぎることかもしれません。
たとえば彼氏について。お互い好きだから付き合っているはずなのに、母親が彼について文句をこぼすと、つい心が揺れてしまいます。そんなときにぜひ思い出したい、目からウロコが落ちそうになることばが「結婚できないのはママのせい? -娘と母の幸福論 」に載っていました。それがこちら。
母親のアドバイスは ── もちろん娘を思ってのものではありますが ──普通のおばさんの一意見であることに変わりはないのです。
「結婚できないのはママのせい? -娘と母の幸福論」阪急コミュニケーションズ P.46より引用
たしかに、母親の意見だと思うと感情的になるけど、ひとりのおばさんの意見だと思うと意外と冷静に受け止められます。
これは恋愛だけでなく結婚や仕事に関しても、母親からのひと言で心が揺れるたびに思い出したいことばです。
母は自分の親であるまえにひとりのおばさんなのだと理解をすると、言葉を受け取った自分も感情的にならず、精神的にひとり立ちできます。
でもそうなれば心の距離まで離れそうで、母が可哀相に思うこともあるかもしれません。でも大丈夫なのです。
母親がどう言おうと、娘の幸せが母親の幸せです。
「結婚できないのはママのせい? -娘と母の幸福論」阪急コミュニケーションズ P.157より引用
母親に遠慮することなく、胸をはって幸せになりましょう!
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(知恵子)