こんにちは。マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃です。
人生を変えたい、ありのままの本当の自分として生きたい......、そう願う女性はとても多くいらっしゃいます。
でも、「昨日と同じ毎日が続いてしまい、どんなふうに人生を変えたら良いか分からない」というご相談も多くいただきます。
実は、私たちが「本当の自分」として生きるためには、ある条件をクリアする必要があるんですね。
それは、「過去の体験」と、「自分の過去を知る人との関係性」から解放されるということです。なぜ、過去から解放されることが必要なのか、それは次のような理由があるからなのです。
「ありのままの自分」を妨げる"過去の記憶"
私たちは常に、時間的には「今を生きる」ということを実行しているのですが、実際には、私たちの記憶は常に「過去」を基準にして物事を考えています。
例えば、会社に行くという行為は、「会社に入って勤める」ということを選択した結果、毎日行われている行動です。
また、「人付き合いが苦手」というクセがある場合も、それは突然始まったことではなく、例えば「過去に誰かから虐められた」という経験があるからこそ、そこから持ってしまったクセに過ぎません。
このように私たちは常に、過去にあった経験や人間関係を元にして、今を考えたり、今を生きているんですね。
だからこそ、今の自分は「今だけの自分」ではなく、「過去から積み重ねた結果の自分」であるため、この瞬間に自分を変えようとしても、必ず過去の記憶に引っ張られています。
これが、過去から解放される必要がある理由です。
過去のしがらみを手放す方法そして過去の記憶に引っ張られていると「どうせこんなことはできない」と自分の思考に制限をかけてしまうことがあります。
さらに思考の制限があることによって、知らず知らずに不自由な行動をとってしまい、苦しさを感じてしまいます。これは本来の自分とは違う生き方ですね。
こうしたときは、過去を基準にして物事を考えるのではなく、過去にさかのぼって、新しい自分をそこから作り直してみることが必要になります。
まずは下記のように、あなたにとって「異なる過去の可能性」を想像してみましょう。
・もしも今の両親ではなく、別の両親に育てられていたとしたら、あなたはどんな自分になっていたかと思いますか？
・あるいは、昔、誰かに批難されて諦めてしまったことを本当は続けていたとしたら、どんなあなたになっていたでしょうか？
・あなたが本当にやりたいことをやっていたとしたら......？
・あなたが我慢せずに、自分の言いたいことをしっかりと表現して生きていたとしたら......？
自分の思考や行動に制限を感じるときは、上に挙げた例のようにイメージしてみることで、全く別の生き方をしている自分像を具体的に捉え直すことができるんですね。
そして、制限のない生き方をしている自分自身のことを許可してあげながら、行動してみてください。
本当にやりたいことをやってみたり、自分自身を表現したり、両親との関係に引っ張られない自分で生きてみたり......。
自分自身の可能性を具体的に知り、採用していくことで、思考の制限から離れ、新しい自分として行動できるようになります。
今を「終わってしまった過去の延長線」として生きるのではなく、あなた自身を解放すれば、「今この瞬間からつながる未来」はいつでも変えることができますし、そうした場所に、あなたの本当のパートナーも存在しています。
どうかあなた自身をより自由に、あなたが本当に望む未来を生きられるようにしてあげてくださいね。
photo by Thinkstock／Getty Images
（斎藤芳乃）
