着古すことの愉しみを知る、パッチワークを育てるTシャツ

少しずつ、秋の気配が感じられ、秋のファッションを考えはじめる時期。と同時に着古した夏服、流行の過ぎた服を捨てるのは「もったいないな」と心が痛んだりも。

そんななか、パッチワークのTシャツ屋さん「SUMMER SNOW」は、大量に捨てられる古着を目にしたことがきっかけで誕生した、リメイクTシャツのブランド。

手芸店では手に入らないような素敵な古着の生地をコレクションし、Tシャツに手作りでパッチワークし、不用品から古着の風合いを生かした１点物のアイテムへと生まれ変わらせています。

パッチワーク部分は洗濯を重ねるごとに糸が出たり、布端がほつれるようになっています。買ったばかりの新品ではなく、ほつれて味が出てきた状態がこのTシャツの完成形。古くなればなるほど新しい表情を見せてくれる。「古い」が再生して「新しい」になる。そんな着古すことでの楽しみを感じて欲しいという思いが込められています。もちろん糸が出すぎたら好みでカットしてもOK。

古着の生地によるので応相談とのことですが、自分の不要な洋服でパッチワークを施してもらうことも可能だそうです。

着るたびに変化する風合いや、生まれ変わったお気入りの洋服と、長く付き合っていけるのが素敵です。

[SUMMER SNOW]

(松浦松子)