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心から楽しむこと。アインシュタインに教えられた生き方のヒント

2013/08/09 00:30 投稿

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楽しいと思える仕事に就いている人が、私の周りにはたくさんいます。一方で、仕事に熱中できない、つまらない、と思っている人もたくさんいます。

 相対性理論の物理学者として、そして茶目っ気のある笑顔で知られているアインシュタイン博士は、人生の生き方や考え方について、多くの名言を残していますが、約100年前に、自分の息子へ「何かを学ぶ時に大切なこと」についての素晴らしいアドバイスを残していました。

 1915年、36歳だったアインシュタイン博士は戦争で破壊されたベルリンに住んでいました。一方、妻のミレバと息子のハンス・アルバートと、エドワードは、比較的安全なオーストリアのウィーンで暮らしていました。

その年の11月、2ページにもおよぶ相対性理論を書き上げたアインシュタインは、当時11歳の息子のハンス・アルバートに宛てて手紙を書きました。手紙の内容はこちら。

君がピアノを弾くのを楽しんでいると聞いて、喜んでいます。ピアノと大工仕事は君の年齢で追求する作業としてぴったりで、学校よりも役に立つと思います。君のような若い人にはそれがとても合っているからです。ピアノを弾くときは、たとえ先生が課題で出した曲でなくとも、自分が楽しいと思う曲を弾きなさい。何かをしている時、それが楽しすぎて、時間が過ぎていることに気付かない。それが、何かを最も沢山学べる方法です。私は時々仕事に熱中しすぎて、お昼ご飯のことを忘れてしまいます。

 

この愛のこもった大切な息子への手紙は、「学ぶ」ということの意味を根本から考えさせてくれますが、これは仕事にも当てはまる気がします。

熱中できる楽しい仕事は、人生そのものをプラスに導いてくれる。仕事を心から楽しんでいたからこそ、偉大な思想と業績を残したアインシュタイン博士。生き方の大きなヒントを教わりました。

brain pickings

(山縣美礼)

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