ガウディによって設計され、130年以上経った現在でも建築が続けられているスペインの世界遺産「サグラダ・ファミリア」。一生に一度は訪れてみたい憧れの地です。
そんなサグラダファミリアのあるバルセロナで、毎年9月に行われ、スペイン最大の祭典と言われているのが「ラ•メルセ祭」。厄災から町を守ったといわれているバルセロナの守護聖人「聖女メルセ」を祝う祭典です。そして昨年の「ラ・メル祭」で行われたサグラダ・ファミリアにCG映像を映し出した、プロジェクト・マッピングがあまりにも美しいと話題になっているんです。その映像がこちらです。
Sagrada Familia (Ode à la vie) - Démo officiel from Moment Factory on Vimeo.
15分間に渡って行われたこの光と音楽のショーは、モントリオールを拠点とするメディアデザイナーによる作品。ガウディのカラースケッチからインスパイアされて作られたという再生と希望をテーマとした物語が表現されています。
16のビデオプロジェクター、13のコンピューター、25の動く照明、そして150m×30mのキャンバスを用い、サグラダ・ファミリアの複雑な彫刻を伝って流れる水や、鮮やかな草木や花などが、まさに圧倒的な美しさで映し出されており、集まった大勢の観客たちから拍手喝采を浴びていました。
ガウディ本人がこのショーを見ていたらきっと感動していたに違いありません。
(佐々木祐里)