30代女性のカラダのラインがきれいに見える理想のTシャツをつくる「オトナTシャツプロジェクト」。前回は、カラダのラインがより美しく見える型作りに成功! 今回は、色の確認だったはずなのですが......。
Vol.3 生地の差し替え! 世界高級綿を使うことに 第2回めの打ち合わせで型が決まって、今回は色のサンプル! と意気込んでアトリエに行ってみると、そこにあったのはオーダーした色とは異なるTシャツたち。今回は色の確認だったはず......と思っていると、
「やっぱり生地をより良いものを使いたくなったの。だって、オトナのためのTシャツだから」
今回のプロジェクトのためにヨナさんが選んでくれたのは、某ハイブランドでも使用しているという、世界三大高級綿のひとつであるスーピマ綿のの天竺生地。光沢感がある中に涼感が感じられるオーガニックコットンだそう。
実際に触れてみると、明らかに違いがわかります。強く感じたのは、下記の2点。
・生地自体がしっかりしているので、伸びすぎない
・着てみると、とっても軽くてラク
ヨナさんが生地を差し替えたのには、これ以外にも理由がありました。ひとつは「オトナTシャツだから、カジュアル過ぎないものにしたい」ということ。そしてもうひとつは、ヨナさんのオーガニックコットンへの強い思いでした。
オーガニックコットンを使う理由
ヨナさんがオーガニックコットンを使うのは、私たち消費者側の着心地が良いから、という理由だけではありませんでした。今回使用することになったのは、IMO(INSTITUTE FOR MARKETECOLOGY)の認定を受けているコットン。認定を受けると......
児童労働もなく、子供の教育、生活も安心安全になり、
そうなることで生産者は笑顔で綿花を栽培するようになります。生産者達のうれしいあたたかい気持ちが原綿に吹き込まれ、
正規の貿易を通し、日本に輸入されます。
それを職人さんたちが生地にし、私たちのような作り手がまた新しい命にさせ、
みなさんの手元に届ける。
こんな素敵な循環がうまれることに意味がある、とヨナさんは話します。
原料の生産者の思いもつまったオトナTシャツ。今回は、生地の差し替えのほかに、襟元や腕周りの細かい修正を行ないました。
胸元は前回同様、かがんでも胸が見えない程度の開きに微調整。腕周りは、丈を少し短くし、ゆとりのある幅に修正しました。
生地の差し替えで、色が定まらなかった今回の打ち合わせ。次回はいよいよネイビー・ライトブラウン・薄めのピンクと色があがってくるはず! 理想通りの色が出るのか、ドキドキです。
[NADELL]
(マイロハス編集部/篠田)