いまやポピュラーな習い事になりつつ「ヨガ」。ヨガスタジオでは色々なスタイルのクラスが増えて、選ぶ楽しさがある反面、初心者にとってはどこから始めたら良いものか、悩ましいところ。
ひとことでヨガと言っても、体を動かすアクティブなものから、瞑想や呼吸を重視する、ほとんど動かないスタイルまで多岐に渡ります。「ヨガなんてもうこりごり!」なんてことにならないように、はじめてのクラス選びには"効果"と"運動量"を考慮するのが手堅い選択。ここでは代表的なヨガのスタイルと、最適なタイプをご紹介します。
◆代表的なヨガのスタイル
※表示した「★」の数は1~3個、数が多いほど運動量が大
■心身の浄化と健康を求める人、ヨガの基礎を総合的に学びたい人にはこれ!
【ハタヨガ】(運動量:★~★★★)
主に体を動かしてポーズを取るスタイル全般を指し、今現在ヨガスタジオで行われているヨガクラスの大半が、このハタヨガにあたる。基本的なポーズから呼吸法、瞑想までバランスよく行う。
■ボディメイク効果や集中力UPを求める人、ストレス発散したい人はこれ!
【ヴィンヤサ系ヨガ】(運動量:★★★)
「アシュタンガヨガ」や、「パワーヨガ」などを代表とする、呼吸に合わせてポーズからポーズへと流れるように動く、ダイナミックでエネルギッシュなスタイル。アメリカやヨーロッパなど西洋でいちはやく人気を得たヨガスタイル。
■疲れが溜まりやすく過緊張気味の人、活力を回復したい人はこれ!
【リストラティブヨガ】(運動量:★)
"ゆだねるヨガ"と呼ばれているように、ボルスター(ヨガ用長枕)やブロック、ベルトなどを多用して、姿勢を補助しながらポーズを保持する。全身を穏やかに圧迫&ストレッチすることで完全なリラックス状態を作り、緊張した心身を回復に導く。
■生理不順など女性特有のお悩みを持つ人、産後のボディラインが気になる人はこれ!
【骨盤調整ヨガ】(運動量:★)
ここ数年で一気にブームとなった、近代的な"テーマ系ヨガスタイル"のひとつ。体の要である骨盤をヨガのポーズを用いて整えることで全身壮美を目指す。骨盤のゆがみが原因で生じている様々な不調を改善する効果もあり。
■怒りっぽくイライラしやすい人、心身の柔軟さと安らぎを求める人はこれ!
【陰ヨガ】(運動量:★~★★)
ひとつひとつのポーズを長時間保持することで筋肉をゆるませ、気や血流を促し、体の奥にある骨や関節をつなぐ結合組織にまで働きかける。静止のヨガとも言われ、自分の内面を観察し、アクティブなヨガ(陽ヨガ)を補うプラクティスとしても最適。
他にもたくさんのヨガスタイルがあるので、はじめての方はスタジオのスタッフやインストラクターに相談してから受講するのが◎。そして、もうひとつのポイントは、一度の体験でヨガを辞めずに、日を開けて最低3回は異なるクラスを受講してください。
クラスの内容や当日の心身のコンディション、インストラクターとの相性など、いろいろな要因でヨガの体感は大きく変わります。ヨガがもたらす素晴らしい効能は、継続することにあり!
ぜひ、お気に入りのスタイルを見つけて、息の長~いヨガライフを満喫してください。
(村上華子)