以前、アメリカに住んでいたときは、常識のように自転車に乗る時はヘルメットをかぶっていましたが、サイクリングの選手用のごつごつのプラスチックでできたものは、かぶるときつく、あまり快適ではありませんでした。でも、このヘルメットだったら、よろこんでつけたい! と思えるヘルメットを発見しました。
こちらは、ロンドンの自転車シェアリング計画と共に使用が始まったヘルメット。ロンドンの交通機関から回収された古新聞からできています。
製造方法もシンプル。古新聞を水と、防水用のオーガニック材料を混ぜてパルプを作り、型枠に流し込んで乾かして、ストラップを装着するだけ。漂白剤も接着剤も使用しておらず、雨が降っても6時間分の雨に耐えられるくらい頑丈です。
Paper Pulp Helmet from Bobby Petersen on Vimeo.
使用後はそのまま捨てることができますが、ヘルメットもストラップもリサイクル可能で、再び新しいヘルメットに生まれ変わることが出来ます。
安全性を考えると、ロンドンや東京のような都会に住んでいれば、ほんのちょっとの距離の移動でも、頭部を守ってくれるヘルメットはかぶることは大切。軽くて環境にも良いこのヘルメットなら、積極的につける人が増えそうです。
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(山縣美礼)