ギフトは特別なときだけの贈り物ではありません。お誕生日、クリスマス、お中元、お歳暮などのほかにも、旅のお土産、手土産など、日々の中で気持ちや想いをこめて、気軽に贈ることで、人間関係が円滑になったり、ひろがったりと、コミュニケーションツールの役割も。この連載では、その時期やシーンに合う贈り物を具体的に指南していきます。
見た目にも涼やかな、夏のおもたせ
さて、今年の夏は猛暑。そして、7月は夏の贈り物、いわゆるお中元の時期です。お中元は、全国的には7月15日が標準で、関西では8月15日のことも。この時期にぴったりの暑い夏に喜ばれる「おもたせ」、京都の名店「和久傳」の"西湖"を紹介します。
「おもたせ」とは、相手の持ってきた手土産の尊敬の言い方。さて、"西湖"は2枚の笹で包まれた生菓子。れんこんの根のでんぷんと和三盆でつくる菓子だから、もちもちとした食感と上品な甘さ。するっとのどごしもよく、食欲の落ちる暑い日でも、いただけます。竹籠に入っており、見た目にも涼やかな包装は端正でサプライズもあり、受け取った方もうれしさ倍増です。
贅沢感のある上質なものを少し
「目上の方には、何を手土産にすればいいですか?」と、よく質問を受けます。この時期、"西湖"は、笹の涼やかさ、包装の美しさ、やさしいお味、名店の安心感など、老若男女によろこばれる逸品です。気をつけたいのは、生菓子ですので数量。お持ちするのが、個人のお宅なのか、会社なのかによって人数にあわせて、数量を調整しましょう。ポイントは「贅沢感のある上質なものを少し」。
「つまらないものですが」はナンセンス
そして、お渡しするときに、「つまらないものですが」とは言わないこと。「とても美味しいので、お持ちしました」と、変に謙遜せずに笑顔でお渡しすると、相手の方も笑顔でにっこり、喜んでくれますよ。
[和久傳]
れんこん菓子 西湖 <竹籠>:10本入/3,202円(税込) ※クール便お届け
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(裏地桂子)