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心が空っぽになりそうなとき……沖縄の自然と人が癒してくれるロードムービー【1/19公開】

2013/01/16 12:30 投稿

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人に気を使って自分の意見を言えないでいたり、心ない人の言葉に傷ついたりして、自分が空っぽになりそうな時はありませんか?

そんな時に観て欲しいのが、カナダ人監督のクロード・ガニオンが沖縄を舞台にして撮影した映画『カラカラ』です。

妻との離婚や友人の死に打ちのめされ、カナダから沖縄に旅行にやってきた初老のピエール(ガブリエル・アルカン)と、夫のDVに悩む主婦の純子(工藤夕貴)。偶然出会った二人は突発的に恋に落ち、沖縄の小島を巡る旅に出ます。
プライベートでは、富士山の麓で農業をして過ごすなど、ロハスな生活をおくる工藤夕貴さん。彼女が経営するカフェ「cafe naturel」も注目です。

お互いにこれまでの常識では思いつきもしなかったような行動をとってしまった二人は、ケンカや言い争いを重ねながらも、沖縄の自然や自然と共に生きる生活に触れ、お互いの本当の気持ちを言い合えるようになっていきます。そして、自分の心が満たされていることを感じるのです。

タイトルの『カラカラ』とは、泡盛を入れる器のこと。昔のカラカラには中に小さな陶器の破片が入っていて、空っぽの状態で降ると「カラカラカラカラ」と音がしたのだそうです。「ボクはもうカラカラだよ、中身を入れてよ」と訴えるかのように……。



心が疲れた時は、素直に「疲れちゃったよ、助けてよ!」と言ってもいいんだ。そして、ちょっとワガママを言ったり、ハメを外してみてもいいんだ……。この映画は、そんな当たり前のことを優しく気付かせてくれました。

美しい自然と大らかな人びと、そして賑やかな三線の音と美味しそうな泡盛に、当たり前だけど忘れがちな、自分らしく楽しく生きることの大切さを教えてもらえる、そんな素敵な映画です。

『カラカラ』(104分/日本=カナダ/2012年)
原題:KARAKARA
公開:2013年1月19日
配給:ククルビジョン、ビターズ・エンド
劇場:新宿ピカデリーほか全国にて
監督・脚本:クロード・ガニオン
出演:ガブリエル・アルカン/工藤夕貴/富田めぐみ/あったゆういち/平良美恵子
公式HP>>

(C) 2012 KARAKARA PARTNERS & ZUNO FILMS

text by 松村 知恵美
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2001年より映画情報サイトの編集者に。2004年より編集チーフとなるも、映画の仕事にも関わらず、多忙のため映画を観に行けない環境に見切りをつけ、現在はライター、WEBディレクターとしても活動中。映画ライターと名乗りつつも、エンターテインメント全般、iPad、iPhoneなど様々な分野にもつい手を出してしまう雑食派。映画・エンターテインメント全般おまかせください!
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