冷たい緑茶が美味しい季節となりました。
コーヒーやジュースなど、さまざまな飲み物がある中、緑茶は老若男女問わず今も昔も日本人に愛されています。その理由は、ただ美味しいからだけじゃないのかもしれません。体によい効果をもたらしてくれることを、知らず知らずのうちに感じ取っているのではないでしょうか?
そこで今回は、さまざまな研究結果をもとに"緑茶がもたらす体に良い効果"をピックアップしてみました。
緑茶が体にもらたす良い効果
(1)インフルエンザ予防
カテキンはウイルスの細胞への吸着や細胞内での増殖を阻害する。
(2)食中毒の予防
カテキンにはO-157、赤痢菌・コレラ菌などの食中毒菌、胃潰瘍や胃がんの原因といわれるピロリ菌などの増殖抑制作用がある。
(3)心臓病のリスクを低減
心臓の動脈を柔軟にする効果。抗酸化物質のフラボノイドが内皮細胞を活性化させ、血管のつまりを防ぐ作用がある。
(4)免疫力アップ
カテキンが免疫力を強くする調節性T細胞の数を増やす作用がある。
(5)肥満防止
カテキンには体の脂肪燃焼効果を高める作用がある。また余分なブドウ糖を脂肪として蓄積するのを防ぐ。
(6)糖尿病予防
カテキンには血糖値を下げるなど調節する作用がある。
(7)コレステロール値の低下
カテキンがコレステロールの吸収を妨げ、悪玉コレステロール(LDL)値を下げる作用がある。
(8)認知症予防
カテキンには神経保護作用があり、アルツハイマー病やパーキンソン病などを予防する。
(9)がんの抑制
カテキンには発ガン物質の作用を打ち消したり(抗イニシエーション作用)、ガンの進行を遅らせる(抗プロモーター作用)効果がある。
(10)虫歯予防
カテキンがミュータンス菌の増殖を抑え、プラーク形成も抑制するため虫歯予防に効果的。
(11)頭をスッキリさせる
ポリフェノールが血管を広げ、脳に血液が沢山送り込まれるため。
(12)口臭抑制
カテキンが臭い物質を分解するため。使用した茶がらを口に含んで30秒程噛んで頂くと効果的。
(13)抗動脈硬化
カテキンが血液中の低密度リポ蛋白質(LDL:悪玉コレステロール)の酸化を抑制するため。
(14)胃潰瘍予防
緑茶を加熱することによって生成したビタミンUは胃潰瘍に有効なビタミン様物質。
(15)アレルギー抑制
メチル化カテキンにアレルギーを抑制する作用がある。
以上15の効果を挙げてみましたが、まだ書ききれていない効果もあります。
見てわかるとおり、体に良い効果のほとんどが緑茶に含まれるカテキンです。カテキンはポリフェノールの一種で、昔からタンニンと呼ばれてきた緑茶の渋みの主成分ですが、これほどまでに良い働きをしてくれるとは、改めて驚きました。これからも、ありがたくお茶をいただきたいと思います。
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photo by Thinkstock/Getty Images
(知恵子)
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