上客にはぬるいお茶を出すのがマナー。知っておきたい緑茶のトリビア

美容にも健康にも良いと評判の緑茶。

でも、緑茶のことってあまり知りません......。そこで、もっと緑茶のことを知りたいと思い、日本で唯一の"日本茶アーティスト"の茂木雅世さんに、緑茶に関するあれこれを教えていただきました！ 茂木さんに教えていただいた「へ〜そうだったんだ！」の緑茶トリビアをご紹介します。

人に教えたくなる「緑茶トリビア」

・ぬるいお茶は上客の証
一般的に低温のお茶は玉露などの高級茶葉で、手間ひまかけて入れるもの。低温のお茶＝あなたは大切なお客様、ということを表します。またお茶の上澄みに産毛のようなものが浮いているのも、高級茶葉の証拠。これは毛茸（もうじ）といって、高級なお茶の原料となる柔らかい新芽の裏にしか生えていないものなんです。

・茶殻は捨てないで！ 料理に使えます
お茶を飲んだらゴミ箱行きの茶殻。でもお茶の栄養成分の約7割はお湯に溶けず茶葉に残るので、茶殻を捨てるのはもったいない！ 残った茶殻の水気を軽く取り、マヨネーズをかけて食べるとサラダ風に。ご飯と一緒に炒めれば、彩りのいいオチャ（お茶）ーハンに。少し苦味のある山菜のように、おいしくいただけます。

・日本茶・紅茶・烏龍茶は実は同じもの
日本茶は、紅茶・烏龍茶と同じ植物から出来ているって知っていますか？ 違うのは製法（発酵の度合い）だけで、基本は一緒なんです。お茶の葉には摘むと同時に発酵が始まる酵素が含まれていますが、これを加熱により止めたのが日本茶。逆にじっくり発酵させたのが紅茶で、半発酵のものが烏龍茶です。

上客にはぬるいお茶を！ これを知っていると知らないのとでは、お茶の出し方ひとつ変わってきます。日本人が長く親しんで緑茶のこと、もっと知りたくなってきました！

photo by Thinkstock／Getty Images

（マイロハス編集部／篠田）