大人の女性として様々なことを経験し、対人関係もそつなくこなせるようになったから、どんな人とも付き合える。でも、それが行き過ぎて、どんな人からも「好かれなきゃいけない」という価値観に縛られていませんか?
だれからも好かれる自分を演じていませんか?
私たちは社会に出て活動の場を広げるほど、苦手な人をなくし、できるだけ多くの人に共感することを要求されがちです。そして、その結果、どんな人からも好かれる無難な人を演じようとしてしまう人も少なくありません。
元々器用ですぐに人と打ち解けられる人や、人の気持ちに敏感な人ほど、こうした「すべての人に愛されなければならない症候群」にかかりやすい傾向にあります。
そしてこうした心理状態が起きる背景には、子供時代、学校や両親から「協調性を大切に、多くの人と仲良くしましょう」と教えられたことが挙げられます。
協調性が運命の出逢いを遠ざける!?
しかし、結婚や恋愛という目で見ると、こうした「皆とあわせましょう」という思考は、逆に運命の人との出逢いを遠ざけてしまいます。
なぜなら、運命の人との出逢いとは、「たった一人しかこの世界に存在しない人間同士が愛し合う」という、個性と個性の結びつきだからです。
個性を出さずに誰とでも仲良くするのではなく、むしろ「人とあわなくても、あなたしか持っていない感性や価値観」を認めることが、あなただけの個性につながるのです。
運命の人に出逢うため「みんなに好かれる」自分を手放そう!
また、人は心の中にどんなに素晴らしい美徳や才能を持っていたとしても、それを表現しなければ周囲の人には伝わりません。あなたがもしも「人に合わせなきゃ」と自分の個性を出さなければ、誰もあなたという存在の美しさを見つけることができないのです。
もし運命の人に出逢いたいと願うのなら、「みんなに好かれる」ことを手放す勇気を持ってみましょう。そして、本来のあなたが持っている、「あなたらしく自由でいられること」に目を向けてあげてください。
例えば、
本当はゲームが好きだった......
男の子みたいに遊ぶのが好きだった......
街を出歩くよりも、植物を育てたり、自然の中でのびのびといることが好き......
いつも真面目で、世の中の仕組みなどについて考えることが好き......
美味しいものを食べるのが好きで、皆とそれを楽しむのも大好き......
など
みんなとは違うかもしれませんが、その感性こそが世界にたった一つのあなたの個性です。
誰からも縛られず、子供のように純粋に喜んでいるあなた......、こうしたあなたの感性とつながることができる男性こそ、あなたの運命の人なのです。
「同じ」であることは、社会生活において、ある程度はあなたの身を守ってくれます。けれど、あまりにもあなたらしさを消してしまっては、本来の美しさや素晴らしさまで消しているかもしれないということに気づいてあげてください。
「もう大人なんだから」とか、「みんなはしていないから」と言って、素敵なあなた自身を隠すことは卒業しましょう。人と違っていたとしても、無邪気で純粋に喜びをあふれさせている、そんなあなたの笑顔が、運命の人の心には響くのです。
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(斎藤芳乃)